sava!

興味あるものを 興味ある人に。

私は諦めを敵とする。 私の日々の努力は実にこの諦めと闘うことである。 (北条民雄)

三重@壱景

酒豪Mから三重県土産を頂いた。

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青春18きっぷを使って三重県に行ったという酒豪M。

6時間も掛かったらしい。

流石に帰りは新幹線を利用したとか。

三重県のどこに行ったのかは聞いていなかったのだけれど

貰ったお菓子の袋を見たら伊勢市と書いてありました。

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製造元は京都らしい。

そういえば去年も伊勢に行ってなかったっけ?



どんだけ伊勢が好きなんだって感じですが、

何をしに行ったのがは訊いていないので、

今度会ったら旅話を訊いておこうと思います。

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飴の袋が入っていた外袋がなんか可愛い。

それはそうと、伊勢といえば志摩。

伊勢と志摩はセットという印象があります。

そして志摩と言えば岩下志麻姐さん。

大好きです。写真集を買うほどに。



「ノリノリやで~」という志摩スペイン村のCMが懐かしいです。

あれ、1996年秋季から1997年夏季までの放送だったらしい。

もう27年前になるのか。

なんだか久々に極妻を観たくなりました。

それにしても、酒豪Mが飴をお土産にするなんて珍しいなと思ったら、

酒粕飴なんですね。

なんか納得。




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三重県桑名市『柿安 精肉本店』のプレミアムクリームパンがごっつい美味し過ぎて買い占めたくなるほど。

柿安

柿安料亭本店で教えて貰った「プレミアムクリームパン」を買いに、

柿安精肉本店に行くことにした我々。

地図に記しを付けて貰っただけでなく、表で道を教えて貰いました。

ってことで、クリームパンを買いに行くぞ!

柿安
スタートは柿安料亭本店。
この左側の道が旧東海道です。


旧東海道
ここは花街だったんだそうで、料亭が今も残っています。

柿安
旧東海道には向かわず、揖斐川方面にGO!

地図
って、どちらに行こうとも揖斐川でしたね。
目的地は右側。


地図
九華公園方面にあります。
ちなみに左側にずーっと行くと桑名駅があります。たぶん。


クリームパン
[プレミアムクリームパン 153円]
焼きたてでトロトロなので紙のトレイが用意されています。


柿安
ってことで、大人買い。
(母の分も入っています)
赤い袋は柿安オリジナルの保冷バッグ(386円)。
蓄冷材は108円。
東京までお肉を持ち帰ると言ったら、こちらを推奨されました。
そして、買って良かったと思う内容でした。


食品
買ったものの一部。
結構重いものばかりだったかも。
本当はコケモモを買いたかったのだけれど、
調理を脳内でしていたら面倒になって断念。


プレミアムクリームパンはヤバいです。

焼きたてはごっつい美味しくて興奮するレベルです。

満腹でなければ、軽く3個は食べられると思う。

ワタクシのクリームパンランキングで一位に躍り出ました。

亀井堂を超えたよ。

わざわざ県外から買いに行く人が居るってのも納得です。

その日のうちに食べることを推奨したいのですが、

食べられない場合は、冷蔵庫に入れて冷やして食べるのもグッドです。

ちなみにこのお店。

道の駅っぽいような、食材の高級セレクトショップっぽいような、

食べることが好きな人だったら興奮するお店です。

サラダエレガンスを思わず買って帰りそうになったわ。

桑名を訪れる際は、ぜひ立ち寄ることをオススメします。

プレミアムクリームパンをお忘れなく。



柿安
【柿安 精肉本店】
三重県桑名市吉之丸8
営業時間 10:00~19:00
定休日:無休

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三重県桑名市『柿安 料亭本店』にて予約なしでランチ&桑名の焼き蛤を満喫してきた。【写真多用】5

柿安



諸戸氏庭園からの帰り、


ランチを摂ろうと思ったものの、どこにどんなお店があるかが分からない。


ヒアリング2人目で、ようやくお店があるエリアを教えて貰いました。


勧められたお店の目印だったのが『柿安』。


銀座にもお店がありますが、三重県桑名市のここが本店だったんですね。


玄関先にメニューなどはなく、


どんなランチメニューがあるのか不明のまま入店致しました。


料亭でも、ランチは一人20,000円以内だろうと思って。


足に気持ちの良い廊下を通り、


通された部屋はとても居心地の良いところで、


最後まで料理を楽しむことが出来ました。


料理はエンターテインメントだと実感した約2時間でした。


柿安
周囲に部屋のない二階の部屋前の廊下。

柿安
部屋を入ると・・・

柿安
数寄屋作りの部屋にはモダンな天井が。
熱を逃す換気扇も目立たない造り。


柿安
この取り合わせが「平成」っぽい。

柿安

柿安
料理を選ぶ前に出されたお茶が甘くて美味でした。

柿安
炭は「菊炭」を使っているそうです。
爆ぜなくて、心地よい燃え方をします。


柿安
この名前を母に教わったものの、忘れてもうた。
何だっけ?


柿安
お茶席で使う炭ゆえ、高価なんだとか。
毎度こんなに使うとは、結構な費用でしょうねぇ。


柿安
接客をしてくれた担当者は二名。
双方、タイプは違えども、とても楽しい方たちでした。
(特にチーフの方は別嬪でした)


柿安
この座椅子が座り易くて家に欲しい感じ。

柿安
先付は牛肉の時雨煮をオカラの上に乗せたもの。
こういう食べ方もあるんですねぇ。
勉強になりました。

柿安
 「その手は桑名の焼きはまぐり」という言葉で有名な桑名。
やはり焼きはまぐりは食べておかないとね。
ってことで母の分だけ注文。
(ワタクシは貝類全般苦手です。ただし、貝柱を除く)


柿安
蛤づくしの料理が食べたい場合は、「割烹 日の出」が超有名なんだとか。
ただし、予約はなかなか取れないそうです。


柿安
接客係の方がベストな焼き方で供してくれますので、とっても安心。
(お酒を飲むことに全力を注げます)


柿安
ギッシリ詰まったぷりっぷりの身。
この辺りからのテンションが上がりまくる。


柿安
ちょっと縮んだとはいえ、ぷりぷり具合が半端ない。

柿安
やきはまちゃん・・・じゃなくて、ゆめはまちゃんを並べてみた。
めっちゃ似てる・・・。
母はじっくりと味わいつつ、「また食べに来たいわ」と呟きましたとさ。

あまりにも美味しそうに食べてから熱弁をふるうもんで、録画しといた。


柿安
さて、我々が注文したのは、「炭火あみ焼き」。
お鍋は暑いなぁ~と思ったものの、
クーラーが利いている部屋に居るので結果的にはどれでも良かった。

左にあるのが特製のタレです。


柿安
野菜は季節ものなので、たぶん時期で変わるんだと思う。

柿安
特製タレにお肉を漬けてから焼くようです。
レモンも入ってた。


柿安
残りのお肉も写真に撮らせてもらいました。
焼肉ってよりは、ステーキやん。
(肉の塊が苦手な個人の感想です)


柿安
このタレが甘くて、めっちゃお肉を美味しくするようです。

柿安
手際よく肉と野菜を網に乗せていきます。
母はレア、ワタクシはミディアムで。
だから、出来上がるのにちょっと時差があります。


柿安
お箸で簡単に切れるお肉。
ジューシーで、お肉が得意ではないワタクシですら、
「美味しい」
と呟くほどでした。
やっぱりお肉はプロに焼いてもらう方が美味しいよね。


柿安
ワタクシの二枚目のお肉と、淡路島産の玉葱を焼く画。

柿安
二枚目のお肉はちょっと脂身があり、先ほどよりトロっとした食感。

柿安
玉葱と茄子も、特製のタレに漬けて供されます。
ウマウマ~


柿安
三枚目の肉。
(お皿が汚れていて後免)
下の玉葱を乗せて食べていました。


柿安
手前が大根おろし、奥が淡路島産の玉葱を刻んだもの。
この玉葱が美味しかった!


柿安
お肉を食べ終わって、ほっと一息。
頃合いを見計らって、ご飯を。


柿安
普通は白米らしいのですが、桑名ならではってことで、「しぐれ茶漬」を頂きます。
(@870円・税込・サービス料別途)


柿安
佃煮を入れたお茶漬けなんだそうです。
こんな佃煮の食べ方もあるんですね。
ちなみにお茶漬け用の佃煮ってのが各お店で売っています。


柿安
海苔は必須だと、食べていて思った。

柿安
お漬物も美味しかったです。
(結構、満腹)


柿安
[デザート 2種]

柿安
わらび餅
(一口サイズで良かった~)


柿安
マンゴープリン。
(味はごくごく普通)
好き嫌いの多いワタクシはブラックチェリーが苦手。
ってことでチェリー好きな母に食べてもらいました。


柿安



すっごく楽しい食事でした。


わざわざ桑名まで「また」行こうと思えるほどに。


お店の方々の接客はスペシャルな感じで、


なんだかとても勉強になりました。


ごっつい久しぶりに銀座店に行ってみようかなぁ。


そして、母と二人で、


次回は実妹家族を連れて再訪しようよ


と話しておりました。


確認したところ、子供連れでも大丈夫なんだそうです。


まあ、子供も大人も同じ料金だとは思うので、


そんなに子供だらけになるとは思えんのだけれど。


楽しかったので、また来ます!


名古屋に行くなら、桑名もね!


って感じに、オススメです。


そして我々はここで勧められた「プレミアムクリームパン」を買いに、


少し離れた「柿安 精肉本店」に向かったのでした。




柿安
【柿安 料亭本店】
三重県桑名市江戸町36
営業時間 11:30〜21:00
定休日:無休
http://www.kakiyasuhonten.co.jp/brand/1kakiyasu/index.html



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三重県桑名市『諸戸氏庭園』の建物が改修中で観られないものの春の一般公開は本日まででした。【写真多用】

諸戸氏庭園
春の一般公開 平成27年4月25日~6月14日
この地には室町時代に「江の奥殿」と呼ばれた矢部氏の屋敷がありました。貞享3年(1686)に山田彦左衛門が購入し、拡張整備しました。杜若池を中心に築庭し、「推敲亭」、「御成書院」、藤茶屋などを建てました。
明治時代に諸戸清六の所有となり、西隣に新しく御殿を建て、庭園を拡張しました。



諸戸氏庭園・諸戸家住宅は平成22年より本格修理を行っており、


御殿の玄関は当時の外務省の玄関を模し、


広間は西本願寺の広間を模していると言われていますが、


現在、御殿及び車廻しは修理のため見学不可になっています。


本邸に付属して小さな洋室があり、


ルイ16世様式のフランスのサロン風な調度で統一されているそうですが、


内部は非公開。


概観だけ見られる状態になっています。


諸戸氏庭園
本邸(国の重要文化財)の右奥に見えるのが煉瓦蔵。
三重県指定有形文化財です。


諸戸氏庭園
大門(左の養生部分)は現在改修中です。

諸戸氏庭園
[本邸(主屋)]
明治22年(1889年)頃建築。
ここが見学の入り口になっています。
 ※館内撮影不可


諸戸氏庭園
本邸の屋根には蔦が蔓延り、鬼板には欠損へ防止用にかネットが張られています。
※検索していて知ったのですが、屋根瓦の一部は、
伊勢神宮の方向に瓦の正面が向くようにしてあるそうです


諸戸氏庭園
影盛り部分からして、豪勢な建物だと分かります。
それにしても劣化がすごいな。


諸戸氏庭園
本邸の玄関照明はシンプルな造りなっています。

諸戸氏庭園
開口部が大きな蔵。壁面はトタンで補強されています。
諸戸家は、石取祭車を所有しているそうです。


諸戸氏庭園
「なまこ壁」が見られる塀。
「たすき掛け」「四半張り」と呼ばれる目地です。
格子状に張られたタイプよりも比較的新しい形式です。


諸戸氏庭園
「なまこ壁」の目地は、盛り上がりが高くなるほど難しい技術になります。
何度も漆喰を塗り重ねるため、手間も掛かります。
劣化している部分を見ても、何層にもなっているのが分かります。


諸戸氏庭園
大幅に劣化している部分を見ると、煉瓦の基礎部分が見えますね。

諸戸氏庭園
ここが庭園への入り口になります。
草木に覆われた鋳鉄製門扉を見ると、
「秘密の花園」を思い出すワタクシ。
トキメキMAXです。

諸戸氏庭園
右手に主屋があります。
庭園に敷かれた敷石のデザインも見事で、
サイズの揃った石を用意して施工するのは大変だろうなぁと感心します。


諸戸氏庭園
主屋に付属している洋間。
屋根部分はトタンで補強されています。
外壁塗装は色褪せており、
補修したらかなり豪華になるのではないかと
猛烈に妄想していたワタクシ。


諸戸氏庭園
洋間のポーチ部分に敷かれたタイルも破損しまくっていました。
残っている部分を見ると、とてもモダンなデザインだと分かります。
塀の煉瓦も風雨や植物で劣化・破損していました。


諸戸氏庭園
主屋・洋間のポーチ。
奥に見えるのが主屋の仏間などだと思われます。


諸戸氏庭園
木造のポーチ部分は繊細なデザインで、何処を切り取っても絵になる概観です。
ちなみに内部はコンナカンジだそうです。


諸戸氏庭園
洋間のシンプルな外灯。

諸戸氏庭園
洋間の開口部ドアノブ。
鍵穴には蓋があります。


諸戸氏庭園
新緑に覆われている洋間の概観。

諸戸氏庭園
敷石は庭へと続きます。

諸戸氏庭園
本邸の庭側から見た概観。
二階部分の外壁は黒漆喰塗りです。


諸戸氏庭園
軒まで黒漆喰で塗られているという豪勢な造り。

諸戸氏庭園
昔はガラス製のシェードが付いていたんだろうなと思われる外灯。

諸戸氏庭園
本邸は木造、入母屋造。
屋根は本瓦・桟瓦・銅板葺ほか。


諸戸氏庭園
諸戸家の前の持ち主であった山田家が薩摩藩主から贈られた石。
虎に見えるのだとか。


諸戸氏庭園
庭の開けた部分に出ると、一面に菖蒲が咲いていました。
これはこれでテンションがあがる。


諸戸氏庭園
[菖蒲池を中心とした回遊式庭園]
山田家時代に整備。
当時は杜若が植えられていたそうです。
また、一部は鎌倉時代に創建された当時からの遺構が残っていると
考えられているそうです。


諸戸氏庭園
尾形光琳『八橋蒔絵螺鈿硯箱』を思い出させる橋ですね。

諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
諸戸氏庭園
菖蒲池には鉢が並べられているだけ。

諸戸氏庭園
庭石も見事なものばかりです。

諸戸氏庭園
花菖蒲の根元には、ワタクシが知らない花が咲いていました。

諸戸氏庭園
正面には藤棚があります。

諸戸氏庭園
[藤茶屋]
 山田家時代には、藩主が藤を愛でるために訪れたといわれる茶室。
1945年の戦災で焼失し、昭和43年(1968年)に再建されました。


諸戸氏庭園
今は使われていないっぽい「つくばい」。

諸戸氏庭園
藤茶屋から菖蒲池方面を望む。

諸戸氏庭園
右手が本邸。

諸戸氏庭園
茶室
カメラのズームでしか寄れないのが悲しい。
屋根の上は草でいっぱいです。


諸戸氏庭園
主屋の裏側。

諸戸氏庭園
[]

諸戸氏庭園
[置き灯篭]
足元を照らす役割と、飾りとして使われています。


諸戸氏庭園
年月を感じる、飛び石の間に伸びる木の根。
きのこも生えています。


諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
[推敲亭]
覚々斎原叟(かくかくさいげんそう)の作と伝わる草庵。(三重県指定有形文化財)


諸戸氏庭園
三畳分の畳が敷かれています。

諸戸氏庭園
月見や歌詠みなどに使われていたそうです。

諸戸氏庭園
杉板に竹の竿縁。

諸戸氏庭園
葺き替えられてそれ程年月が経過していないように見える茅葺屋根。

諸戸氏庭園
[織部灯籠]
茶人古田織部の考案した形といわれ、竿の部分に人形の彫があるのが特徴。


諸戸氏庭園
江戸時代から伝わる、京都五条大橋の欄干を用いたという
「橋杭灯籠 (擬宝珠灯籠)」が配置されています。


諸戸氏庭園
この庭にはいったい何基・何種類の灯篭があるんだろうか?

諸戸氏庭園
春の一般公開が本日までなので、この花菖蒲もまた来年まで見納めです。

諸戸氏庭園


諸戸氏庭園
[御殿]
明治24年(1891年)上棟。
手前の池庭は宮内省技師・小平義近の設計で、琵琶湖を模しているとか。
国の名勝に指定されています。


諸戸氏庭園
御殿の屋根には真新しい瓦も見えます。

諸戸氏庭園
輪違いの瓦を見るとテンションがあがるワタクシ。
美しい瓦アートですよねぇ。


諸戸氏庭園
カタカナで「モロト」と書かれた鬼板。

諸戸氏庭園
濠を挟んた向かい側から見た御殿の広間。

諸戸氏庭園
[御殿の広間]
既に保存修理工事が完了しているようです。


諸戸氏庭園
御殿が保存修理工事中で足場に覆われているため、
庭園も一部見られなくなっています。


諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
青石で築かれた築山。

諸戸氏庭園
玄関および座敷は27年度も半解体工事中。

諸戸氏庭園
降ろされた御殿の屋根瓦。

諸戸氏庭園
足場でおおわれており、全く見えません。
しかし、ズームで寄ってみると・・・


諸戸氏庭園
玄関の辺りなのかな。
外された木組みが見えます。


諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
斜めに木組みが施されていたっぽい。

諸戸氏庭園
壁の「竹小舞」が見えます。

諸戸氏庭園
真新しい木で補強がされているのも見えます。

諸戸氏庭園
礎石を外してあるようにも見える。

諸戸氏庭園
この足場を組むだけでも凄まじい金額が掛かっているんだろうなぁ。

諸戸氏庭園
灯篭についてはまだまだ不勉強ですが、このデザインは好きかも。
基礎部分の彫りが木の根っぽい。


諸戸氏庭園
御殿玄関と玉突場は現在補保存修理工事中で外観も見学できません。

諸戸氏庭園
この左手に小さな階段があったのだけれど、
この溝は何なんだろう?


諸戸氏庭園
[神祠]
明治時代に改築。
金毘羅神社・住吉神社・伏見稲荷・玉船稲荷・菅原神社が祭られています。

屋根には草が生い茂り、ここも補修が必要なことが見て取れます。


諸戸氏庭園
神祠の屋根はとても凝った造りになっています。

諸戸氏庭園
神社前の石灯篭。

諸戸氏庭園
庭園を囲む煉瓦の塀。

諸戸氏庭園
「イギリス積み」であることがハッキリ分かります。
(県指定有形文化財)


諸戸氏庭園
[煉瓦蔵]
明治20年頃に創建されたもので、
当初は5棟連続の木造蔵だったが、明治28年に放火により焼失。
直ちに煉瓦造で再建された。
しかし昭和20年の戦災で西側の2棟を失い、現在は3棟が残存する。
(県指定有形文化財)


諸戸氏庭園
外観は3棟とも同一。

諸戸氏庭園
西側の蔵の外壁は、この隣にも蔵が続いていた名残が見られます。

諸戸氏庭園
補修はしてあるっぽいけど、どこまでが劣化で、
何処までが補修なのか素人のワタクシは分かりません。


諸戸氏庭園
煉瓦壁が崩れている箇所で、構造が理解できます。

諸戸氏庭園
南北(道路側と庭側)両面の上部に窓が付いていますが、劣化も見られます。

諸戸氏庭園
庭側から煉瓦蔵を見たところ。

諸戸氏庭園
木に付いている苔を見ると、ここは湿度が多い箇所らしい。
※蚊が飛びまくっている日だったそうです


諸戸氏庭園
開口部には全て庇の付いた痕跡があるものの、
南面(道路側)では全て失われている。


諸戸氏庭園

諸戸氏庭園
南面中央に両開きの鉄扉が付く。




6月13日(土)が修理工事現場見学会だったと知ったのは、


東京に戻った後でした。


まさに、後の祭り・・・




諸戸氏庭園
手前が六華苑、向かいが諸戸家宗家の敷地。

諸戸氏庭園
[イギリス積み]
段ごとに長手(側面が長い)と小口(側面が短い)を繰り返し置く。


六華苑
塀が崩れている部分で、積み方が分かります。

六華苑
六華苑側から見た、諸戸氏庭園の石垣。

諸戸氏庭園
一部要補修状態のようです。



諸戸氏庭園
【諸戸氏庭園(もろとしていえん)】
三重県桑名市太一丸18
春の一般公開:平成27年4月25日~6月14日
月曜休園(月曜が祭日の場合は翌日休園)

重要文化財(主屋、玄関および座敷、表門、広間、洋館、玉突場)
県指定有形文化財(煉瓦蔵、煉瓦塀、溝渠)
国指定名勝(諸戸氏庭園)
http://www.moroto.jp/



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三重県桑名市『六華苑』はジョサイア・コンドル設計の国の重要文化財です。【写真多用】

六華苑



六華苑は、実業家二代目諸戸清六の新居として


明治44年(1911年)に着工し、大正2年(1913年)に竣工した邸宅です。


洋館・和館の他に建物が複数存在し、


東諸戸邸の総称として「六華苑」と呼ばれています。


国の重要文化財であり、名勝でもあります。


平成26年4月中旬から8月29日までの期間、


洋館の外壁塗装等の痛んだ部分の修理を行ったそうで、


ブルーの外観が目に鮮やか。


 諸戸氏庭園
この周辺は整備され、一大文化的観光地になるようですね。
先ずは、護岸と駐車場の整備がなされていました。


六華苑
道を挟んだ向こう側に六華苑の入口があります。

六華苑
ここは諸戸氏庭園と違って、開園期間の縛りがないみたい。

六華苑
この門が苑への入口。
昔の門番と同じように、ここで切符を買います。


六華苑
門前の樹。
結構な巨樹候補でした。


六華苑
通路を進むとジョサイア・コンドル設計の洋館が見えてきます。
この敷石の幅は、人力車が通る程度かな?まさか門からは歩かないと思われるのだけど。
ちなみに右手奥には車が通れる門が別に存在します。


六華苑
左の洋館と右の和館が隣接している様はこの時代の日本独特で愛おしくなります。

六華苑
洋館の玄関。

六華苑
玄関扉のステンドグラス。

六華苑
玄関照明。

六華苑
六華苑
長澤製作所の「古代」というシリーズの錠。

六華苑
洋館の角は塔屋になっています。
(内部に螺旋階段がある)


六華苑
窓ガラスにも模様があります。
内部が丸見えにならない工夫かも?


六華苑
よく見ると湾曲している窓とガラス。

六華苑
設計者コンドルの好みなのかは不明ですが、
換気口に家紋が入っているのは旧古河邸でも見られます。


六華苑
洋館玄関上はベランダになっていると思いきや屋根でした。

六華苑
見学者入口。
(諸戸家お抱え大工だった伊藤末次郎が棟梁を務めた和館)
屋根と入口がちょっとずれている感があるなぁと思っていたら、
入口右側にだけ壁があるからなんですね。


六華苑
松がいい格好ですね。

六華苑
和館入口の右横には蔵もあります。
また、蔵の奥にも別棟があります。


六華苑
かなり間口の広い玄関。
扉が四枚になっていますね。


六華苑
和館の玄関と洋館は直接繋がっていないんですね。

六華苑
和館入口から入って、渡り廊下を通りオフィシャルな空間へ。

六華苑
右側が和館、左側が洋館。
左の漆喰の壁の向こうは洋館のトイレ(水洗)になっています。


六華苑
和館の和室周囲を巡らせてある廊下。

六華苑
板廊下の軒。
結構深いです。


六華苑
畳敷きの畳廊下の奥に「竹節欄間」があり、
この先の部屋の格が高いことを示しています。


六華苑
圧巻の和室。
殿様の御殿のようです。


六華苑
正面が奥の間。
襖は4枚立て。


六華苑
照明器具と、その下の釘隠し。
金具類にも細工が施されています。


六華苑
襖の引手。

六華苑
床の間手前に照明が付いているのが珍しい。

六華苑
床の間の畳縁は紋縁(高麗)。

六華苑
摩耗している畳縁もあります。

六華苑
座して観る庭も素晴らしいです。

六華苑
視界の端に見える洋館か面白い。

六華苑
石の積み方も面白い。

六華苑
手水の石もかなり大きくて凄い。

六華苑
犬走が巡らせてあるのも贅沢。

六華苑
庭・裏庭などを通って建物外周を散策できます。

六華苑
雨が降っていたらちょっと怖いかもしれない飛び石。

六華苑
蔵の扉は黒漆喰。

六華苑
中は何があるんだろう・・・見てみたい。

六華苑
幅の広い畳廊下。

六華苑
壁には剥落防止の和紙が貼ってありますが、
この辺りから“裏”でお手洗いなどがあります。


六華苑
洋館の一階。
奥が玄関です。


六華苑
部屋のドアノブは木製。

六華苑
ダイニング。
室内に差し込む陽の光は控えめです。


六華苑
リビング。
家具もオリジナルみたいです。


六華苑
各部屋が広すぎて贅沢です。

六華苑
天井の照明もオリジナル。
こちらは部屋の広さにしては意外と質素かも。


六華苑
壁紙は輸入物かな。

六華苑
ダイニングとリビングの間にある引手にもシンプルなデザイン。

六華苑
天井の漆喰が照明とマッチしております。

六華苑
暖炉の周囲のタイルがとても綺麗なんです。

六華苑

六華苑
家具は全て分類されているっぽい。

六華苑
洋館の階段。
直線的なデザインですが・・・


六華苑
ステップのコーナー部分は優雅なカーブ。

六華苑
手すりのデザインもシンプルです。

六華苑
先の写真にあった窓ガラス。
昭和の建物にありがちな模様だったわ。


六華苑
切妻やら寄棟やらが混在する屋根。
瓦の使用枚数が凄そうです。
これだけ焼くのも大変だろうなぁ。


六華苑
塔の階段。

六華苑
塔の部屋。
ジブリ映画に出てきそうな雰囲気です。


六華苑
子供の頃にロッキングチェアに憧れたなぁ。
でも友達の家で座らせて貰ったらその不安定さにビビった。


六華苑
鬼瓦。
昔は中央に家紋が入っていたのかもしれませんね。


六華苑
階段を上がって右手にある女中部屋。

六華苑
二階にある部屋には家具が殆ど置かれていません。

六華苑
なんだか暗いと思ったら、天井に照明が無いんだわ。

六華苑
壁に設置された照明は部屋に似合っていてカワイイのです。

六華苑
ここにも暖炉。
ドアから直ぐの場所にあって危なくないのかな?


六華苑
コチラのタイルは緑。
暖炉の形状も一階とは異なります。


六華苑
書斎。
サンルームに抜ける扉があり、開放的な空間です。


六華苑
照明器具は似ているけれど、漆喰部分のデザインが部屋によって異なります。

六華苑

六華苑
金魚鉢みたいな照明器具。
これ、好み~。


六華苑
入室禁止の和室。
なんだかモダンな和室ですね。


六華苑
と思ったら、襖の引手が葡萄っぽく見える。

六華苑
これが外から見た先の和室。
窓ガラスが大きいので、景色を観る部屋かも。


六華苑
ちょっと近くに寄ってみる。

六華苑
さて、庭も池泉回遊式日本庭園で散策し甲斐があります。

六華苑
木製の橋があったり、石畳の道があったり。

六華苑
庭の外にレンガ積みの塀を発見。

六華苑
煉瓦に焼かれた場所の刻印がありますが、詳しく見えない。

六華苑
庭から見た洋館。
不思議な景色。


六華苑
隣の和館には似合わないヤシの木が見えます。

六華苑
実は洋館と和館はピッタリとくっ付いているんです。

六華苑
行田市の蓮がこんなところに・・・。

六華苑
友好都市になった経緯が気になる。

六華苑
和館の奥にある蔵。
下は白漆喰、上は鼠漆喰ですね。


六華苑
裏庭も意外に広いんです。
そして蚊がいっぱいいる。


六華苑
一階建てですが、天井が高いのが外から見ても分かりますね。

六華苑
別棟に行く渡り廊下。

六華苑
独り暮らしだったらこれぐらいの建物がいいな。

六華苑
[旧高須御殿]
高須藩の御殿の一部を移築したものと伝わる。


六華苑
障子ではなくガラスが填まった開口部。

六華苑
来客中は避難出来ていいですね。

六華苑
[玉舟稲荷社]
敷地の奥にあります。


六華苑
偶然にも屋根の上にカラスが止まっていました。
一体化してるな・・・


六華苑
写真には入っていませんが、近くに鳥の躯が・・・

バラ
六華苑
庭から見た洋館。
ヴィクトリア朝住宅の様式を基調としている。


六華苑
洋館より広い和館が壁を接して直に接続されています。

六華苑

六華苑
外壁の板が防腐処理で焼かれ木目が出ていて綺麗。

六華苑
縁の下には大量の屋根瓦がストックされていました。

六華苑
庭の木々も昔は低かったんでしょうねぇ。




六華苑
【六華苑】
三重県桑名市桑名663-5
見学可能時間 9:00~17:00(入苑は16:00まで)
休苑日:月曜



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桑名市@壱景。【写真多用】

桑名駅



今回の旅の最終目的地は、三重県桑名市。


ここには「六華苑」という名勝がありまして、


ジョサイア・コンドルが手がけた洋館があるんです。


それ目当てでわざわざ三重県まで足を運んだ次第です。


でも、三重県桑名市に何があるのかサッパリわからん。


ガイド本も無いと思う。


ってことで、桑名市のHP経由で観光課から資料を送って頂きました。


パンフレット
めっちゃ沢山の資料が届きました。
即対応で、行く気が萎えずにすみました。
観光課のご担当者の方、どうもありがとうございました。



資料を見て若干安心したもんで、ノリノリで桑名駅到着。


しかーし、あまりの昭和時代臭に、正直、仰け反りました。


刻が止まっている・・・。


たとえば、桑名駅前。


こ、コンビニは・・・?


的な。


桑名駅
[JR桑名駅]
念のために言うと、急行が止まる駅です。
めっちゃバリアフル!

ギックリ腰が完治していない身には堪える階段の多さ。


桑名市
鋳物の町ってことで、足元を見ているだけでも結構楽しめます。

桑名市
船は船でもちょっと違う絵柄。
揖斐川がモチーフだと思われます。


桑名駅
母が発見。
バスの行き先が「着けて」ってところが謎。


桑名駅
奥はJRと近鉄の線路っぽい。
一番手前が三岐鉄道北勢線。


桑名駅
北勢線は、日本では数少なくなった762mm軌間の
ナローゲージの鉄道路線の一つ。


ポスター
桑名市のキャラクター「ゆめはまちゃん」。
頭はハマグリです。
http://yumehamachan.blogspot.jp/

ゆめはまちゃん
一個、買ってみた。

蛤たわし
六華苑で売っていた「蛤たわし」。

蛤たわし
「桑名名物」という言葉は、蛤だけに掛かる言葉だと思われます。

新之助新貝
駅前にあった「新之助貝新」という佃煮のお店。
この「貝新」という名前が付く別会社のお店が駅近にゴロゴロあり、
ちょっと混乱しました。
とりあえずはここから実妹宅に佃煮を送りました。


総本家貝新
角を曲がったところにあった別の「貝新」。

[総本家 貝新新七商店]
三重県桑名市有楽町57
営業時間 10:00~19:00
定休日:木曜
http://www.kaishin7.co.jp/

総本家 貝新新七商店
自分用に4種類ほど購入。
サービス品は賞味期限が若干短くなっています。


総本家 貝新新七商店
甘口小蛤がこの中では一番高く、100g 1,080円でした。

総本家 貝新新七商店
あまり貝類は食べないのですが、
佃煮だったらマシかと思って購入。


総本家 貝新新七商店
アミエビは2割引でした。
って、元の値段を忘れた。


貝繁
「貝繁本店」の汐吹しじみ 1,080円(税込)

たがねや
【たがねや】
三重県桑名市田町30
http://www.taganeya.com/


たがねや
とても有名な手焼き煎餅のお店だったそうです。
寄ればよかった・・・。


蔵前祭車庫
[蔵前祭車庫]
大正15年の建物で、国の登録有形文化財になっています。


桑名市
水城だった桑名城の堀だったっぽいですね。

本多忠勝銅像
[本多忠勝 銅像]
歴史好きなら誰でも知っている本多忠勝は徳川氏の家臣。
徳川四天王・徳川十六神将・徳川三傑に数えられます。
生涯において参加した合戦は大小合わせて57回に及び、
いずれの戦いにおいてもかすり傷一つ負わなかったと伝えられています。


燕の子
個人宅の玄関先でツバメの巣を発見。
雛がフラワーロックみたいに動いていました。


揖斐川
[長良川河口堰(ながらがわかこうぜき)]
三重県の長良川の河口部に治水と利水を目的に作られた堰。


揖斐川

本体施工業者:大成建設・鹿島建設・五洋建設共同企業体
建設費:約1,500億円



バス利用は難しいので、観光案内所では自転車を推奨していました。


母と一緒なので、ワタクシはタクシーを利用。


流しのタクシーはほぼ無いので、


タクシーの電話番号はチェックすることをオススメします。


ちなみに名古屋から桑名までは急行で20分。


近いんですよねぇ~、意外と。


朝食
バイキング形式の朝食で桑名ならではの蜆の佃煮の炊き込みご飯を食しました。


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sava!プロフィール

sava

昭和生まれの大阪育ち。数十年前から母の実家の神楽坂エリアに生息。食,日本酒,旅,富山県,文化財(建築物),読書等を好み、当ブログではそれらにオマケ情報も加味しています。それなりの年齢になり、老眼とか更年期とか諸々の不具合も出て参りました。そんな多様な話をチマチマと記す日々です。
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