
鹽竈神社に祀られているのは鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)。
この地で人々に塩づくりを教えたとされる神様です。
鹽竈神社の境内には右宮・左宮・別宮という3つの社殿があり、
鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)は別宮に祀られています。
これは参拝する人々が、宮に向ってお祈りする際、
海の方角を向いて手を合わすよう設計されたためだそうです。
また、右宮には武甕槌神(たけみかづちのかみ)が、
左宮には経津主神(ふつぬしのかみ)が祀られています。

国の重要文化財に指定されている「門及び廻廊」は現在修復中でした。


手水舎には笹があしらわれていました。


花崗岩の「長命燈籠」。

[左右宮拝殿]
左宮:武甕槌神
右宮:経津主神

国指定重要文化財


それにしても今年参拝した神社は
武甕槌神と経津主神が祭神のところが多いなぁ。


向かって右側の木鼻は、青の唐獅子。


向かって左側の木鼻は、緑の唐獅子。

[左宮本殿]
国指定重要文化財

蟇股(かえるまた)部分の青い唐獅子。

[別宮拝殿]
主祭神:塩土老翁神

国指定重要文化財


「手挟み」の花の彫刻も見事です。


向かって左側の木鼻は、玉を持つ龍。


拝殿奥の左の木鼻。

向かって右側の木鼻は、玉を持たない龍。

蟇股(かえるまた)の鳥は・・・うぐいす?

蟇股(かえるまた)の鶴。


蟇股(かえるまた)の亀。


別宮で気になったのは向かって右側にある台。


[献魚台]
漁師が魚を奉納する為の台だそうです。
検索してみたら、塩釜神社の裏手の森にパワースポットがあるそうです。
そこにある大きな欅の木の根部分に溜まった水を体のイボに付けると、
イボが取れる・・・とか。
公式HPの境内図を見ると、「いぼ神」という表記がありました。
行けば良かった・・・。

毎度、自分の生まれ年の部分を探してしまいます。
どうやら去年のワタクシは「八方塞」だったらしい。
気付かんかった・・・。

[なで牛]
身体の悪い部分を撫でると病が治るというけれど、
牛が伏せているのでそちら側の病には対応できないのではないかしら。

シャコ貝も置いてありました。
海の近くの神社ならではですなぁ。

[舞殿]
派手じゃないところがいい感じ。

[別宮本殿]と[別宮瑞垣]
国指定重要文化財

[御文庫]


ちなみに、参拝手順を知らなかったワタクシは、
別宮→左宮→右宮の順では御参りしませんでした。
いつかまた再訪して、手順どおりに参拝したいと思います。

【鹽竈神社】
宮城県塩竈市一森山1-1
鹽竈神社 主祭神:塩土老翁神、武甕槌神、経津主神
創建:不詳