
世界で初めて、プリオン病の未診断例を
解剖実習前の御遺体から長崎大学が発見したそうですね。
そのニュースに驚きました。
プリオン病の原因となる病原体は
「プリオン」とよばれる感染性タンパク質からなるものですが、
プリオンの感染・伝播のメカニズムは未だ判明されていません。
(狂牛病もプリオン病の一種)
イェール大学の神経病理学者ローラ・マヌエリディス氏は
その原因を未知の「スローウイルス」と主張しているそうです。
今回長崎大学がプリオン検査方法を確立したのは、
安全面に於いて凄いことだと感じます。
しかし御遺体から未診断のプリオン病を発見したということは、
他の病状に隠れてそれを持つ可能性が無きにしも非ずかと思われ、
最近、脳についての不安感からか
頻繁に脳の異常について語る夢に見ていたもんで、
このニュースが特に記憶に刺さりました。
そして、このニュースの前に刺さったのは、
更年期に起こりやすいと言われる「ブレインフォグ」。
COVID-19の後遺症でもブレインフォグが挙げられていますが、
解決の一助としてマインドフルネス瞑想ってのがあるようです。
NHKでも特集されていたっぽい。
私たちは、今この瞬間を生きているようでいて、実は過去や未来のことを考えて、「心ここにあらず」の状態が多くの時間を占めています。特に、過去の失敗や未来の不安といったネガティブなことほど、考えを占める時間が長くなりがちです。つまり、自分で不安やストレスを増幅させてしまっているのです。こうした心ここにあらずの状態から抜けだし、心を"今"に向けた状態を「マインドフルネス」といいます。
脳って不思議ですよねぇ。
思い悩めるってことはある側面においては健康なのかもしれん。
就寝時に思うのです。
寝ている間に脳に何らかの内的損傷が起こった場合、
目が覚めた時の景色や心情はどのようなものになるんだろう? と。
目が覚めない場合もあるでしょうけれど、それはそれとして。
以前に比べてメンタルが軟くなったと感じておりまして、
苦い記憶が消せる忘却という脳の機能はある種
ワタクシには幸せな症状ではないかと思うようになりました。
消えて欲しくない記憶と取捨選択できるのであれば、ですけれども。
ほんと、脳って不思議。
人が人間(社会的存在)らしく生活できるのも、
脳ゆえなんでしょうねぇ。

