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江戸時代に大阪城が幕府の直轄地だったと初めて知った今日。

東御苑の土産物屋で見つけた地図を買うかで結構迷いました。

500円だったら買っちゃえよって感じですが、

持ち帰るのが面倒だったのと、

見終わったらただの紙になっちゃうってことで躊躇い、

結局買い控えしてしまいました。

その代わり記憶力のないワタクシにしては珍しく、

記憶に残る内容でした。

ふむ。あれをテーマに諸国を歩くのも良いかもしれん。

と思ってみたり。

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さて、江戸城には当たり前ですが贅沢な石垣が沢山残っています。

度重なる災害で都度修復されているとはいえ、

修復してまで残そうと思えるところがスゴイ。

関東大震災での石垣の被害について面白い論文があったので、

以下にリンクを貼っておきます。

関東大震災後の旧江戸城石垣の復旧に関する研究 - 土木学会 ]

こうして見ると、築城から現在に至るまで、

石垣には多くの人の手が入っていることが分かりますな。

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現在の汐見坂

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明治初期の汐見坂と比較してみると妄想が捗ります。

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出典はこちら


汐見坂の石垣は結構面白くて、

坂を上った先の左右で石の組み方が違うんですね。

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「亀甲積み」の美しい石垣。

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ピッタリと辺が合わさった美しい形状で、
ずーっと眺めて居られます。

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こちらは「打ち込みハギ」という積み方。
すき間には間石(あいいし)といわれる小石を詰めてあります。

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白鳥濠の石垣は「打ち込みハギ」といわれる積み方で、
家康時代に築かれた城内最古の石垣だと言われていました。

白鳥濠の石垣が最古だと言われていましたが、

今年、「三の丸尚蔵館」の建て替え工事現場から、

最古級の石垣が発見されたそうです。

って、どちらも江戸初期だから同じ時期なのかもしれませんが。

江戸城の石垣は伊豆半島産の安山岩が使われていますが、

今回発見された遺構は利根川水系のものらしき石材が含まれているそうです。

残念ながら崩壊の恐れがあるため埋め戻しされるそうですが、

石の違いを見てみたいので、展示してくれることを期待しています。

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石垣といえば、上の石垣が気になっています。

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これ、何なんですかね?

今度詳しそうな人に訊いてみようと思います。

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天守の石垣は加賀藩によるもので、
瀬戸内海から運んだ花崗岩で造られているとか。

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上に行くほど石が小さくなっています。

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基礎の埋まっている部分も興味深い。

行く度に様々な発見がある江戸城の石垣。

もっとマニアになったら、より楽しめるんだろうなぁ。

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2021年12月の開苑日になります。


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【皇居東御苑】

東京都千代田区千代田1-1
開苑時間 9:00~16:00
休苑日:金曜、月曜、年末年始ほか
宮内庁:https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html


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