
雑貨やそこらへんにあったお菓子を詰めて送った宅急便が届いたと、
午前中に姪っ子から電話を貰いました。
細々としたものを色々入れたので、箱を開けつつの電話だったらしく、
何々入ってたでしょ? と説明するも、発掘に時間がかかるみたい。
箱の中の全てを確認していないながらも最も彼女が喜んだのは、
ガチャガチャで獲得した猫でした。
「これは猫好きの心を擽るで」と興奮しておりましたが、
たぶん送ったもののなかでは最も安価でガラクタ感があるものだと思う。
やはり子供のツボって安価なもので良いんだなと思えました。
さて、彼女の電話は長い。大変長い。
拘束時間が半端ないです。
「先日、ママに電話が長すぎるって言われた」
と言いつつも、長い。
本日はママが仕事で居ないので(パパは居る)、
のびのびと長話モードになって居られまして、
四方八方に飛躍する話を拝聴させて頂きました。
目下の彼女の悩みは、ワタクシの母の誕生日に渡すもの。
COVID-19により長らく会えていないため、
今何を好むかが分からないそうな。
ついでに「ねえね が何を好きなんかもしらんし」と付け足してたけど、
特に必要な情報ではないので、スルーしておく。
「今回の誕生日は節目の歳で特別だから、黄色い絵を描いたらいいやん」
と提案するも、絵を描くのは得意ではないらしい。
「上手く書けないものを人に渡すのは嫌やねん」
と一蹴なさる。
「でもなぁ、物を貰うよりも、オンリーワンで良いと思うで?」
と続けつつも、対案として「手紙は?」と訊いてみる。
何を書けばいいか分からないと仰るので、近況報告で良いやんと言うも、
またまた一蹴されました。
実は彼女、花を育てているそうで、それを渡したいと思っているんだとか。
って、決めてるんやないかーい。
「でも、ひとつしかないから、花束になれへん」
と、しょんぼり声で言うため、
一輪でもリボンを付けたら良いんちゃう? とか、
押し花でもいいやん? とか言ってみたら、
押し花というアドバイスに反応していました。
学校で押し花を作ったことがあるらしく、
早口で作り方を説明されましたが、
うん、作り方は知ってる。
間に合うかは知らんけど。
とも言って、現実を知らしめておく。 ←ココ大切
「失敗したらどうしよう?」と呟かれたので、
「写真を撮っとくといいよ。頑張ったよってだけでも十分やし」
と、ドヤ感でアドバイスしておきました。
正直、どんなものを母に渡そうとも、
彼女が悩んで選んだものであるだけで十分だと思う。
小学生のお小遣いには限界があるし、
そもそも誰かが(特に孫が)自分のために費やした時間って、
少なくともワタクシだったら物より嬉しいもんな。
母が喜ぶかは知らんけど。
「そしたら急いで取り掛からんとあかんから、今からはじめるわ!」
と元気に言って電話を切られましたが、
最後に「頑張るわ!」と言うので、
「うん、頑張って」と激励はしておきました。
・・・という背景が、彼女のプレゼントにはあります、と
ここで母にリークしておく。
姪っ子のチャレンジが上手くいきますようにと、
伯母さんは東京の空の下で祈っているよ。
もしかしたら月曜日にチャレンジ結果を電話して来るかもなぁ。
とにかく、頑張れ。
間に合うかは知らんけど。