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夕食時、スープをある種誤飲したら、喉から鼻に胡椒が入り込みました。

今日に限って雨で花粉が舞っていないので、くしゃみも鼻水も出ない。

それでも鼻をかんでどうにかしようと格闘していたのですが、

どんどん鼻と左耳の間が痛くなってきました。

めっちゃ痛い。

なんて鋭い痛みなんだ。

ってか、何でそんなところに入り込むんやとキレそうになるほど痛い。

一過性の痛みかもしれぬと思つてしばらく我慢していたのですが、

全く痛みが引かぬまま体感的に長い数分間を過ごしました。

鼻に入り込んだ胡椒がこのまま体内にとどまった場合、

容易くは取り出せない場所で腐敗してしまうのかしら?

でもシルクロード交易で胡椒に防腐作用があるって言われてなかった?

もしそれが本当なら、胡椒は腐敗せぬまま体内に留まるのか?

留まって、胡椒入りチーズのように風味が増すかもしれん。

って、何の!?

あかん。一瞬、自分を食材カウントしてしまったわ。

脂肪にはお金を掛けているので、良い味を出すとは思うけれども。

って、ちゃうちゃう。

体外に出す方法を考えんと。

などとモダモダ考えながらジタバタしていたのですが、

ふと、これは入浴して蒸気で何とかするしかないと思い至りました。

で、入浴。

ふわぁぁぁ~ 温まるぅぅぅ~

なんだか痛みが緩和されている気がするぅぅぅ~

血行が良くなって体温が上がると、胡椒が溶けるのかも?

って、溶けんわな。

浴槽から出てシャンプーを泡立てながらそんなことを考えつつ

上を向きつつ髪に付いた泡をシャワーでじゃばじゃば流していたら、

唐突にお湯が鼻からガツンと侵入して参りました。

胡椒の刺激に類する刺激、再び!

くわぁぁーっ、痛いーっ。

今度は眉間の辺りが痛い。

またまたしばらくジタバタしていたら、

いつの間にか双方の痛みは消えておりました。

痛みをもって痛みを制す。

そんな感じ。

なんかわからんけど、

嘉門達夫が脳内で「ちゃらり~」とギターをかき鳴らし始めたので、

ぼちぼち就寝の準備を致そうと思います。

ああ、今日はめっちゃ疲れたわ……。



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