チューリップ

部の若い男性が目の手術をしたそうなのですが、

オンライン会議で姿を見たら、眼鏡をしていませんでした。

かなり気になったので出勤日が同じになった時に訊いたら、

目の中にレンズを入れる手術だったんだそうな。

レーシック手術ではなく、ICL手術というものらしい。

Implantable Contact Lensの略で、眼内コンタクトレンズと訳されるとか。

なんじゃそら?

と、益々気になって訊いたら、眼球内にレンズを入れるので、

日々眼鏡やコンタクトレンズを装着する煩わしさから解放されるんですって。

手術時間は30分程度。

「流れ作業ですよ」

とのことで、

次々と麻酔が効いた患者さんにレンズを入れていくらしい。

高校生頃に読んたチェルノブイリ原発事故についての本に、

ソビエト連邦(現・ロシア)では視力回復手術が世界に比類なく発達しており、

流れ作業で手術をするという一文があり、

その手術をしにソ連に行きたい!と妄想したことを思い出しました。

あの頃はレーシック手術なんてものは耳にしたことが無かった時代で、

視力が戻る手術ってものに強く憧れたものでした。

レーシック手術の開発は1990年代、ICL手術の開発は1980年代で、

意外にもICL手術の方が歴史は長いんだとか。

全く知りませんでした。

ってか、当時の日本では聞いたことが無かったと思う。たぶん。

2007年以降は白内障などの合併症リスクは減っているようです。

ちなみに価格は70万円ぐらいするんだとか。

良いなぁと思うものの、眼病があるワタクシには一生無理かも。

でも、もういいの。

人生の折り返しを過ぎたもんで、

別の手術にお金が掛かるお年頃になっちゃってるし。

日々発達する医療に期待するならば、

老年医学の分野において脳の外科的改善が図れるようになると

今後に希望が持てるかも。

例えば、脳内に Implantable する device(装置)的な。

と思ったら、既にインプランタブルデバイスは進化しているらしく、

てんかんやパーキンソン病の患者向けの脳刺激デバイスがあるそうです。

メンタルヘルスに関するインプランタブルデバイスもあるっぽい。

健康がAIによって改善または監視される時代は、

もうそこまで来ているのかも。

そしてこの分野においては、

「監視」は「見守り」 になるんですなぁ。



注) Implantable(イムプランタブル):埋め込む

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