夕方、十数年前から仕事でお世話になっている方から電話があり、
その一派行きつけの銀座の料理店が今月末に閉店すると聞きました。
どうやらCOVID-19の影響によるものらしい。
閉店前に顔を出しておこうということになり、ご一緒させて頂くことになりました。
それほど大きな箱ではないため、たぶん貸し切りにするんだろうなぁと思われますが、
若干、ドキドキしています。色んな意味で。
先の方は様々な会社の顧問をなさっておられるのですが、
今年は出勤することなく在宅されているそうで、
「人と話さないから声が出にくくなっちゃった」と仰っていました。
家族と一緒とはいえ、食事の時ぐらいしか話さないので声帯が劣化しているんだとか。
調べてみたところ、確かに声帯は劣化するものらしいですね。
声が劣化するとでも申しましょうか。
喉の筋肉が衰えることによるものだそうで、
一息で鼻から空気を吸って『あーーー』と声を出してみます。
男性なら30秒くらい、女性なら20秒くらい声を出し続けられるのが健康な状態。
15秒を切ってくるとかなり老化が進んでいるといえます。
上記の方法で劣化の有無が分かるんだそうな。
「カラオケに行かなくなったので、余計に声が出なくなった」
とも仰っておられたのですが、
話は聞き取れていたのでまだまだ大丈夫な気がする。
まあそれはそうと、先の料理店はご夫婦で営まれていまして、
常連客がそれを支えているようなアットホームなお店でした。
酒類は冷蔵庫から客が自分たちで取り出すという
銀座の高級クラブ街にあるとは思えん隠れ家的お店で、
逆にそれが良かったのにとても残念です。
でも銀座だから難しいんだろうなぁ。
そう考えると、
我々が女子会で使っている新橋の行きつけの呑み屋は
今はどうしているんだろうか。
ずーっと気になっては居るのですが、なかなか行けずにおります。
今年は忘年会も難しそうだもんなぁ。
会社の飲み会全てが無くなったのは大変有難いのですが、
複数人での個人的な飲み会も実施していないため、
お世話になってきたお店が気になっているところです。
踏ん張ってくれていると良いなぁ思うものの、
何の助けにもなっていない身としてはそれを願う事すら烏滸がましい気もして。
今年は近所の飲食店、または友人宅近所の飲食店ばかりを利用しておりまして、
銀座や新橋の行きつけのお店はかなりご無沙汰しております。
閉店するお店にお花を持って行くのは物悲しいものがあるので、
お財布を満たしてから参加しようと思っております。
「また来るね」と言って数ヶ月ご無沙汰している知人のお店は大丈夫かしら。
それが今、猛烈に気になっているところです。
財源には限りがあるが、義理もある。
しかし我が身は一つゆえ、
この類の取捨選択は切ないなぁと思う今日この頃です。