
あまりにも小さすぎてワタクシの視力では見えなかった「営業中」の札。
以前より気になっていた珈琲店『蕪木』に千葉県民Tとやって参りました。
ここは珈琲豆の焙煎販売とチョコレート製造販売の傍ら喫茶室を商っているカフェでして、
まるで茶道のようにピリリとした静寂のなかネルドリップされた珈琲を味わうという
シブ過ぎるお店でございます。

入口が奥まっているといえ、
入口ドアに木製室内ドアが使われている点がなかなか面白いです。
ネットを見ると利用制限がいろいろ定められているっぽい。
逆にそれが面白いなと思いました。
二階喫茶室ドア脇に貼られた「静寂」の紙に圧を感じます。
※強い香水、お子様連れの喫茶のご利用はご遠慮下さい。
※PCの利用などはお控えください。
※席の都合上3名様以上のご案内は致しかねます。
※狭い店内ですので会話はお静かに、ご配慮の程お願い致します。
昭和の古民家を改修した店舗はとても不思議な内装になっています。
ビジターとして受ける印象は、異空間。
ここだけ時の流れが違うのではないかと思えるほどです。
住宅街の中にポツンとある時空旅行間が味わえる、そんな感想を抱きました。

「珀(はく)」というブレンドを選んでみました。
プラス200円で、この珈琲に合うとされるチョコレートが付けられます。


合わされたチョコレートは「果香」という木苺フレーバーのものでした。
一人で来ている方が多く、店内は静寂に支配されています。
本当に独特の雰囲気。
なかなか面白いのですが、寛ぎの対極にあるような気がしました。
言うなれば「珈琲道」。
何かしらのお作法が要求されそうな雰囲気です。
行きと嫌いがキッパリ分かれるお店かなと思えました。
コダワリが多いカフェがお好きな方は、是非。

壁が左官職人の仕事が入っているから余計に静かに感じるのかも。
面白いリノベーションだと感じました。

【蕪木(かぶき)】
東京都台東区三筋1-12-12
(浅草線蔵前駅A4出口より徒歩7分)
営業時間 13:00~20:00,[土日祝]11:00~20:00
定休日:火曜
http://kabukiyusuke.com/