昨晩は深夜になっても睡魔が全く訪れず、ゴロゴロと寝返りをうち続けることに飽きたので、起き出して丁寧に出汁をとることにしました。
静かで暗いキッチンにて、黙々と鍋に向かうワタクシ。
鰹の香りがヒーリング効果を齎し、出汁が出来上がる頃には「なんか眠れるかも」という気分になっておりました。
とある論文によると、鰹節には「木材」に似た香り成分が含まれているそうで、「(4Z,7Z)-4,7-トリデカジエナール」がそれに該当する成分のようです。
また、鰹節の香りに含まれる「グアイアコール」という成分はウイスキーにも含まれており、「スモーキーな香り」と表現されるものらしい。
まあ端的に言えば、複合的に「良い匂い」ってものが鰹節には含まれているんでしょうね。
茶香炉も良いけれど、鰹節香炉にしても良いかもしれん。
それぐらいワタクシは鰹節が好きです。
枕に詰めても良いぐらいです。
抱き枕ならぬ、だし枕。
うん、良いかも。
さて、火を止めて再び寝室に戻り、ベッドに横になると、今度は朝まですんなり眠ることができました。
潔く起きるってのも気分転換になるものなんですね。
実はワタクシ、猛烈にストレスを抱えていた30歳代から40歳前半頃は不眠に悩んでおりまして、身も心も常に疲れておりました。
健康診断の問診票の不眠欄には必ずチェックを入れていたし。
近年はストレス軽減とともに眠れるようになっていたのですが、更年期で体調に波がでるようになると、再び「眠り」との格闘が始まってしまいました。
猛烈に眠い日があれば、全く眠くならない日もある。
まちまちです。
さて、とった出汁は一旦冷蔵庫で保管し、その後、和風スープにすることにしました。
昼過ぎに大量の葱、少量の鶏肉、刻んだ油揚げを投入。
あれ? これで饂飩のスープになるのでは?
と気づいたため、しばらく放置後に気が向いたら饂飩を茹でようと思います。って、家に饂飩をストックしてなかったかも。
やっぱりパスタじゃ駄目よねぇ・・・。