昨年に引き続き、今年も『京亭』に行って参りました。
前回帰りがけに次の予約を入れてあったのです。
東京は雨でしたが、この付近は雨が止み、
時々晴れ間も覗いていました。
玄関先で女将さんに出迎えて貰い、
ああ今年も無事に母と来られた…と
内心様々なことに感謝しておりました。
本日も二階を貸し切り状態でした。
荒川は濁流になっていました。
ここは高台ですので庭の先は崖です。
お酒提供の注意書き。
初めに供されるのは鮎煮浸し。
頭から丸ごと食べられます。
かなり美味。
鮎の潤香(うるか)。
前菜いろいろ。ここに白身魚のすり身石焼が乗っていました。
鮎一夜干し。
安定のいい塩梅。
鮎あらい。甘くて美味。
凍らせた青竹を器にしていて
窓から見えるロケーションに合っていて良いなと思いました。
あっさり味だけれど美味しいチャーシューと
小さなジャガイモを炊いたもの。
椀蓋を開けた途端に良い香りが鼻腔をくすぐります。
めっちゃ深呼吸しちゃいました。
テーブルの上で焼かれている本日の鮎は
群馬県上野村のものらしいです。
天然鮎の塩焼き。
鮎を食べた後もしばらく炭を見守っておりました。
なんかボーっとできる。
稚鮎天婦羅、沢蟹付き。
女将さんが最後の仕上げをする鮎飯。
蓋がされたままなのは蒸らしタイムだから。
一杯でおなかいっぱいになったので、
残りは持ち帰りさせて貰いました。
満遍なく鮎の身が入っていていい香りで美味です。
ぬか漬けを食べるとぬか漬けを作りたくなりますな。
断念しまくっていますけど。
余ったのはこれだけ。
持ち帰り容器に詰めて貰ったら結構量がありました。
デザートは白玉と餡子とフルーツ3種。
今回もお土産に手拭いを頂きました。
久々に緑多い場所でいい空気のなか、美味しいものを満喫できました。
実はここに来るまでに電車内から緑あふれる光景を見たら、
なんだかわけもなくツーンと目頭が刺激され、ウルッと来ました。
自然を見て感動する日が来ようとは。
自然に飢えていたんだと実感しました。
ワタクシはコンクリートの箱の中だけでは暮らせない生き物だったみたい。
しかし、今回は来年の予約は入れませんでした。
来年のことは来年考えようと思います。
ガラス越しに見た庭。
この日、下の池にカワセミが来ていたらしいです。
見たかった!
毎度スゴイ普請だなぁと感心する床の間。
左官職人のプライドを感じます。
良いなと思った炭のオブジェ。
空気清浄のためかしら?
プラズマクラスターも可動してたけど。
【枕流荘 京亭(きょうてい)】
埼玉県大里郡寄居町寄居547
営業時間 11:00~19:00(要予約)
定休日:火曜(祝日の場合は営業)
http://chinryusou-kyoutei.jp/