
[千歳館主屋(ちとせかんしゅおく)]
木造2階建、鉄板葺
山形県山形市にある『千歳館』は、国登録有形文化財に指定されています。
今回は母と二人旅なので、料亭利用も可能だと思い、事前予約でランチ時に行って参りました。
料理は複数ありますが、蕎麦のない姫御膳を選択。
料理はさておき、建物の見どころが多いため、今回は2つの記事に分けたいと思います。
先ずは、料理をば。

玄関では沓脱石の上に木下駄のような板がおいてあります。
これに足を置いて靴を脱ぎ着します。

明治天皇が山形市を行幸された際、
料理を運ぶ際に使われた木の板。

食事中に挨拶と建物や歴史について説明に来られた四代目当主は
山形県議会議員を務めておられるそうです。

本日は「竹の間」にて昼食を頂きます。
竹の間というだけあって、竹や竹の意匠が使われています。


銘竹という感のある竹の床柱。立派です。

襖絵にも竹。

凝りに凝った天井。圧巻です。

障子欄間にも遊び心があり、
内外の明暗により笹が浮かぶようになっています。


外側はこんな感じ。

姫御膳の前菜。
姫御膳は女性限定の料理のようです。


少しずつ、複数の料理が食べられます。

ずんだで合えた舞茸。
美味しかったので印象に残りましたが作り方がワカラン。

メインのお弁当。
お刺身やてんぷらなどがあり、意外と盛りだくさんです。


香の物も付いていて食が進みました。
ちなみにこれらの食事は、離席しまくりながら頂いております。
有難いことに、お客さんが入る隙間を縫って、
合間合間に建物を見せてくださるのです。
冷めても美味しいお料理でしたので、再び部屋に戻ってゆっくりと頂けました。
建物拝見に続く。

【千歳館】
山形県山形市七日町4-9-2
営業時間 11:30~22:00(L.O.21:00)
定休日:年末年始
※カード可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners)
http://www.chitosekan.com/