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ワタクシがこの仕事を始めて早や二十数年。

日々同じではない仕事をするため飽き性のワタクシには丁度良く、

意外にも会社に飽きずに今も通い続けております。

名前が覚えられない性質でも問題ないほど新人と絡む機会が無く、

「まあ、いっか」ってことで名前を覚えない人が増えました。

自部署だけで精一杯といいたいところですが、

部署内でも名前を頑張って思い出さないと浮かばない人もいます。

そんなワタクシが若者に、

「どんなに頑張っても一日一本が精一杯で締め切りに間に合いません」

とレスキューを請われたため、

三十代初期にやっていた仕事を久々にやってみました。

会議などに出つつ、データを飛ばしつつも、

ベタに貼りつかずとも定時までに三本仕上がり、

「これ、そんなに大変か!?」という感想を持つに至ってしまいました。

こんなん二日もあれば終わるやん、と。

そしてようやく腑に落ちました。

ワタクシの人工が高い理由はコレなのだと。

今まで他人様とそんなに大差ない処理能力かと思っていましたが、

長年の蓄積か、石の上にも二十年なのか、

意外にもワタクシはデキル奴だったようです。

無駄飯喰ってるんじゃないと分かり、なんだか安心しました。

どんな凡人でも、続けていればデキル奴に成れるんですね。

悲壮感を漂わせていた若者には別の簡単なものを仕上げるように指示し、

優しい先輩やなぁ~ワタクシって、と悦に入っていたら、

夕方になっても若者の悲壮感が消えていなくて驚きました。

仕事の軽重具合がワカランらしく、全てが大変に見えるらしい。

この子を育てるには長い年月と根気が必要だと感じ、

ちょっと気が遠くなりそうでした。

全部ワタクシがやったほうが早くてストレスも無いのですが、

それを言っちゃあ、おしまいですもんねぇ~。

ちなみに“若者”は“新人”ではありません。

人を育てるのは本当に大変で、

その気力が“定年まで十年ちょい”のワタクシに残っているのか疑問。

年齢が開けば開くほど「上手く育てられてくれる」率は下がりますし。

正直、教えることが「圧」だと感じる可能性があることが面倒くさい。

ああ、自分だけで完結できる仕事だけがしたいわぁ。

って、もしかしてワタクシ、今、バテてるのかしら?



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