
日本統治時代の大正3年(1914年)に建てられた酒造工場を、2007年にアート・イベント空間にリノベーションしたのが『崋山1914文化創意産業園区(華山1914文創園区)』です。「華山(ほわしゃん)」て通じるっぽい。
現在、若い人に大人気のスポットになっているようで、リノベーションってのはこういう方法もあるのね、と大変参考になる一角です。
市の古蹟に指定されているのですが、そんなのには頓着なく、リノベーションしている気配すらあります。
朽ちたものは朽ちたままというところが、台湾の人のおおらかさが垣間見えて微笑ましくなります。
建物外観の経年劣化すら取り込んだリノベーションって良いなぁと、羨ましくもなりました。
地震の多い日本では難しい手法でしょうね。
さて、今回はスコールに見舞われて動けなかったという事情もあり、敷地内の建物見学は極々一部に留まりました。それでも大変参考になりました。
次回リベンジできればいいなぁとも思っています。その頃にはショップの数も増えていそうです。

建物が緑に覆われて一部見えなくなっている一角がありました。
こういうのも良いですね。

文化財プレートを発見。
夏場は木が生い茂って見えなくなるんじゃなかろうか?
って、今、夏か。

リノベーションの仕方が独特です。



剥落したタイルをそのままに、ってか一部残してアートな感じに。

回廊部分のタイルは残されています。
色がまだらで良い感じですね。

映画のロケで使えそうな一角。横浜か?ってイメージ。

こちらのインフォメーションは、ファザードのデザインが和洋折衷でお洒落。

階段下にカフェがあったりもする。

映画館になっているエリアもあります。

なんかお祭りがあるっぽい。

敷地内に線路が残っていました。
昔は鉄道の駅があったらしいです。

敷地内の人孔蓋がめっちゃお洒落。
先を急いでいたので今回は入れませんでしたが、『未来市』というショップが若者に大人気のようでした。
センスある雑貨のセレクトショップっぽいです。
次回のためにチェックしておきたいと思います。
【未来市】
The Gala Asia
No.1, Section 1, Bade Road, Zhongzheng District, Taipei City
台湾台北市中正區八德路一段一號 華山1914文化創意產業園區中二館
(忠孝新生駅より徒歩3分)
営業時間 11:00~21:00
定休日:無休
★
2018年OPEN
ゆっくり見て回れば一日は掛かると思う広大な敷地内に散在する施設群。
文化財の活用方法としては、建物が活かされた大成功例なんだろうと推察しています。
敷地が広いので、体力が無いと夏場は大変だろうとも思えます。
ここまでで、母の歩数計は10,000歩を越えていたらしいです。
うん、納得。

【華山1914文創產業園區(ホワシャン 1914 イージウイースー ウェンチュアンユェンチュー)】
Huashan1914・Creative Park
台湾台北市中正區八德路一段1號
(MRT 忠孝新生駅出口1から徒歩3分、MRT 善導寺駅出口6から徒歩5分)
No. 1, Section 1, Bade Road, Zhongzheng District, Taipei City
営業時間:戸外空間は24時間開放、営業時間は店舗により異なる
http://www.huashan1914.com/ (中国語、英語)