
健康寿命とは、「日常生活に制限のない期間」のこと。
介護を受けたり寝たきりになったりせずに生活できる期間のことです。
三年に一度の国民生活基礎調査(2016年時点)によると、
平均寿命は、男性80.98年・女性87.14年、
健康寿命は、男性72.14歳・女性74.79歳でした。
平均寿命 - 健康寿命 = 要介護・寝たきり年数となるわけですが、
要介護・寝たきり年数は、男性で約9年、女性で約12年にもなります。
約10年もの期間、介護などが必要になるわけです。
介護する方にとっても、介護される方にとっても長い年数になりますね。
ちなみに内閣府の推計では、
2065年の平均寿命は男性84.95年、女性91.35年になるらしいです。
健康寿命が延びなければ、要介護・寝たきり年数は恐ろしいことになりそうです。
要介護・寝たきり年数が増えると、
何のために生きているのか分からなくなる気すらします。
今や65歳以上の高齢者は4人に1人。
そのうち、高齢者の一人暮らしも4人に1人になっているそうです。
一人で生きていく人が増えるということは、
いずれ延命について、事前申請をする時代が来るかもしれませんね。
「意識がない場合の延命を望むか否か → yes ・ no 」的な。
今の総合病院での問診票にある「がんの告知を望むか否か」みたいな感じで。
そんなこんなで、4人に1人がセルフケアせねばならん時代であるという今。
後期高齢者の増加とともに国が医療費を負担できなくなる時代において、
「自分のことは自分で」ということが国から提示される時代になるんでしょうね。
ゆえに最近思うのです。
なるべく今のうちに病院に掛かっておこうと。
糖尿病・心臓病・脳卒中・がん・足腰の痛み・認知症などのリスク低減には、
最低半年に一度の専門家のチェックが必要だと思えます。
定期的に検査を受けていれば、重篤化はし難いと思える。
つまりはトータルで医療費を抑えられる可能性がある気がするのです。
自宅で倒れても死後にしか発見されない率高しな独り身としては、
公共の場で倒れるリスクと、入院はできるだけ回避したい。
それにしても如何ともし難いのはメンタルヘルスでしょうね。
運動はメンタルヘルスに良い影響を及ぼすそうですが、
ワタクシ的には旅が良いと思うの。
いろんなものを見て、美味しいものを食べて、一期一会な機会を得る。
かなりリフレッシュできると思うし、今はそれを実感しています。
いずれネットでしか社会と繋がれない歳になるとは思うのですが、
それまでは旅をして様々なものや考えに触れていたいと思うのです。
旅ができるということは心身ともにある程度健康であるということ。
健康寿命を延ばすには旅が効果的なんじゃないかなぁと思います。
目下ワタクシが「そうなるんじゃないか」と思っているのは、
企業の再雇用時に認知症チェックが必須になるんじゃないかってこと。
60歳以上の健康診断に加味される日も、そう遠くないのではないかしら。
というか、認知症のまま勤務される方がヤバいと思う。
前頭葉の萎縮による認知症は怖い。ほんと、あれはヤバイ。
キレ易さ、半端なし。
この前頭葉の委縮は40歳ぐらいから始まるそうですが、
萎縮を止めるには、ルーティーンから逸脱することが良いらしいのです。
つまりはぼーっとせずに、頭を使うということ。
手っ取り早いのは、毎日の通勤に同じ道を使わないことですが、
他に、新しいモノやコトを生活に取り入れるのも良いそうです。
ゆえに、旅なのです。
ワクワクできることが前頭葉に良いのだとワタクシは信じています。
今月20日(水)は青春18きっぷの発売日です。
旅の計画から始めれば、前頭葉も鍛えられるのではないかと思われます。
Let's 健康寿命延伸!
旅の過程にこそ価値がある
Steven Paul Jobs(スティーブ・ジョブズ)