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昭和11年に建てられた重厚な蔵のような建物。
長岡大空襲のなかでも焼け残ったというしっかりした造りです。
内部はシンプルながらも普請がスゴイ。階段は必見です。
(上階で階段裏側を見てください)


長岡市は連合艦隊司令長官・山本五十六海軍大将の出身地です。

山本五十六にまつわる資料を収蔵展示しているとして有名なのが、

『如是蔵博物館(にょぜぞうはくぶつかん)』。

駅前にあります。

私は初めての出張先の壁に貼られていた言葉で山本五十六を知りました。

やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ


頼るものな、く腑に落ちる言葉なく、誰も経験しなかったことの連続で

過労死すると親に言われ続けた管理職時代を過ごしていた時期に、

この言葉が私の指針になりました。

三十代後半から四十代前半の私を支えたのが、山本五十六の言葉です。

今までなかなかタイミングが合わなかったのですが、

青春18きっぷ日帰り旅ではベストな立地にあったもんで、

この度、この博物館を目的地として長岡に足を運んで参りました。


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敷地内にあるお社。
小説では山本五十六が祀ってあると書かれているそうですが、
実は天照大御神や須佐之男命などが祀られているそうです。


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冬枯れの敷地内は一面が落ち葉。
これはこれで良い雰囲気です。


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通路にあるホースは何なのか?と思ったら、融雪のためのようですね。

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この一角の景観は賞をとっているらしい。

見学料は200円。

小規模ですが、内容はごっつい濃いです。

この類の展示品でこみ上げるものがあったのは初めてでした。

館内は撮影禁止なので興味のある方は実際に見て頂きたい。

あの時代がよく分かります。

父親が五十六歳の時にできた子供だから五十六と名付けられたというのも、

あの時代っぽい。

それはともかく、

指針となるものを多くの人が求めていた時代だったからこそ

山本五十六がこれほど神格化されたのだと感じました。

ブレない人に人は付いていくのかもしれん。

今の私は余生のような管理職生活を過ごしておりますが、

平成時代の私の10年間は間違いなく全力でした。

山本五十六の遺品などの展示物を見ていて

自分にリンクするものがあったため、

こみ上げるものがあったのかもしれません。

戦時中は誰もが全力で生きていたのだと推察されます。

その人々を否定することなど私にはできない。

改めてそう思います。

さて、展示物を見た後は

一階で博物館の管理をしているマダムと

小一時間ほど話をさせて頂きました。

これが凄く楽しかったのです。また来ようと思うほどに。

新潟の地図から地理とその歴史を教えてくれたり、

江戸の古地図から藩主のことを教えてくれたり。

仕事で、新潟で取材して記事を書くことがあったのですが、

あの前にここを知っていれば・・・と、ちょっと悔しかったです。

マダムは六十代だそうですが、日々書を読み研究されているようで

(マダムは趣味で調べてると仰るけど、そんなレベルじゃない)

ものごとを調べていく過程も垣間見えて、それすら興味深かったです。

ああいう六十代っていいなぁ。

あれだけ年月日などの数字が記憶できているってのも凄すぎる。

私の興味を持っていることと合致した知識がある方だったので、

素晴らしい出会いでしたし、話を伺えたことに感謝しています。

楽しかったです。

ちなみに、口コミで「話が長すぎるという」という評価があったそうで、

「だから質問されない限りは話さないようにしているの」

と可愛く拗ねて居られました。

ゆえに、興味のない方は静かに、

もの凄く興味がある方はマダムに質問してみてください。

本当に何でも答えてくれます。

河井継之助についての考察については、

「えーっ、そうなの!?」感がありました。

再訪するまでに、いろいろ調べておこうと思います。

いやぁ~、勉強になったわぁ。

新潟がちょっと身近に感じられました。

来年は得た知識の観点から、旅先を考えてみようかな。


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資料も頂きました。
帰りの車内で読もうと思っていたのですが寝てしまいました。
休みはあるので、家でじっくり読もうと思います。



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【如是蔵博物館(にょぜぞうはくぶつかん)】

長岡市福住1-3-8(JR長岡駅東口から徒歩約5分)
開館時間 10:00~16:00
休館日:月曜、年末年始
入館料:一般・大学生:200円


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