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朝の通勤時間の満員電車内で、ふと思いました。

「あんこの"あん"の漢字の右上って、刀だったっけ?」と。

あんこ"あん"の漢字は、読めるけど書くのは若干不安なワタクシ。

食偏だということはすぐに思い浮かぶのですが、右側があやふやです。

「刀の下が白」という漢字かと思いきや、「臽」という字なんですよね。

(読み:カン、 ゲン、 コン)

「臽」という漢字は、「人が落し穴に落ちる」のが成り立ちなんだそうな。

なにゆえ「臽」が食偏とくっついて「餡」という文字になったのかは謎。

確認できたのは、右上にあるのは刀ではないということだけでした。

それより目からうろこだったのは、

「小倉あん」と「粒あん」が違うものだということです。

空海が中国から持ち帰った小豆の種子を栽培した場所が小倉山付近で、

そこから「小倉あん」という言葉ができているのですが、

「粒あん」と同じものだと思っていたら、

大粒の小豆を煮て蜜に漬けたものを

「こしあん」に絡めたものが「小倉あん」なのだそうです。

砂糖と一緒に煮ているものではなかく、ひと手間多かったのですね。

しかしお店によっては粒あんを「小倉あん」と言っているところもあるそうな。

蛇足ですが、ワタクシは粒あんの和菓子が苦手です。

断じて「こしあん」派です。

小豆の皮が口に残った時の残りカス感が苦手なのです。

たい焼きは我慢できるけど、どら焼きは好んで食べないかも。

年とともにケーキを食べなくなっておりますが、

今年のクリスマスは独りでひっそりと上生菓子を食したいと思います。

平日だしな。



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