ものごっつい寒くなりましたね。
靴下を秋冬物に変えねばと思い帰宅したものの、
気分が乗らなくて放置しているワタクシです。
さて、本日は心理学のセミナーを受講していたのですが、
ふと思い出しました。
高校生の頃、心理学部に行きたいと考えたことがあった、と。
フロイトの本にハマっていたのが原因なのですが、
結果としては専攻しなくて良かったと思っています。
カウンセラーはワタクシには向かない。性格的に無理がある。
だって、すべての人の話を傾聴し続けるってことができないんだもの。
なんか反論してしまいそうな気がするんですよね。
「心理学では飯は食えない」と言われたため選択肢から除外したと思うのですが、
同じく「絵画で飯は食えない」というパターンも食らった記憶があります。
結局は“飯を食う”のに無難な、ただの文学部に進んだのですが、
確かにそれで“飯を食う”ことをしているなぁと思い至った次第です。
今の仕事はガッツリそれ系の仕事だと思える。
周囲はガッツリ理系だらけなのですが、
理系じゃなくても生きていける隙間に生息しているワタクシです。
世の中には隙間ってものがあるんだよと、進路に悩む若者に言いたい。
最近参加している外部の勉強会のテーマが、
「子供の才能を伸ばすためには~」的なものが多いため、
現代の親御さんのニーズはそこなんだなと、しみじみ感じているところです。
子どもにストレスを与えないためには、夫婦は子供の前で喧嘩をしてはならないとか、
昭和時代にも言われていたことを、平成の今も言われ続けているんですね。
すなわち、駄目だと分かっていても止められないってことなんだと思われ。
人間関係でしてはいけないこと、した方がいいことなど、心理学では
ワタクシの高校時代に読んだ本の内容と変わらないことが語られますが、
「わかってるけど、実行できへんのや」と力説したくなるワタクシが居るのです。
家族間コミュニケーション不足に注意せよと言われても、
それをすることによるストレスという名の弊害もあるのだけど?と言いたくなったり。
やっぱりワタクシには心理学は向いてない。
なんだかんだ言って、自分がラクで続けやすい仕事に向かって進んできたんだなぁ
と実感した本日のワタクシです。
ちなみに、ワタクシの大学時代の職業適性検査でダントツだったのは「宗教家」でした。
なんじゃそら。
先日、高校時代の文集を読みました。
ものごっつい、こっぱずかしくもムズムズする内容でしたが、
将来なりたいものがブレていないのには笑いました。
ワタクシの前頭葉で見る夢は十代から劣化していないんだなぁと思って。
あの頃からは遠い未来に来ておりますが、
その揺ぎ無さに、自分で自分が愛しく思えました。
しつこい性格ってのは、案外ネガティブなものではないのかもしれん。
興味があったものは相変わらず興味があり、
心理学もその一つだったのだと思い至りました。
興味はあるけど、仕事にはしない。
まあ、それでいいんじゃないかな。
この道より我を生かす道はなし
この道を行く
武者小路実篤