新六の奈良漬

鍋の底に残っていたスープが器にきっちり収まり、鍋を洗ってスッキリした今朝のワタクシ。

寒いので、朝から暖まれる新しいスープを作ろうと決意した次第です。秋ですねぇ。

ひたち海浜公園ではコキアが紅葉して見頃を迎えているそうですが、

今日のワタクシはそちらには向かわず、千葉県と茨城県の県境ギリギリに来ております。

その場所は、取手市。

常磐線で、千葉県の我孫子駅のチョイ先にある街です。

何ゆえにここまで来たかといえば、茨城県内でしか販売していないオトクな切符を買うため。

いつもの場所ではないところに行きたいと思ったもんで、ギリギリ茨城県であるこの地を選びました。

行ってすぐに帰って、新しいスープを作りたかったのです。

しかし、駅で切符を買ってそのまま帰るのは勿体ない。でも遠くには行きたくない。

そんな我儘を叶えられる場所に駅からほんの少しだけ歩いてやって参りました。

ここは奈良漬けで有名な『新六本店』。ホームページを見たら、

「創業明治元年 新六本店150周年記念大感謝祭」

というものを本日だけ開催すると知ったのです。

と、そのイベント以前に、建物に興味があったので、足を運ぶつもりだったんですけどね。

本日は普段とは違う10時開店。朝からたくさんの人が押し寄せておりました。

特に多いのがご高齢のマダム。手にたくさんの商品を抱えて居られました。

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こんな限定商品もあるらしいのですが、ワタクシには発見できませんでした。

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ワタクシが買ったのはコチラの4点。

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奈良漬購入先着150名に配られる「新六の奈良漬入りフルーツブレッド」。
人気のパン工房クーロンヌ特製だそうです。って、どこにあるんだろう?

マダムたちが手にしている商品も参考にさせていただき、生姜の奈良漬けを購入しました。

大人気らしく、手にされている方をけっこうな頻度で目撃しました。人気っぽい?

新六の奈良漬
うなぎの寝床のように長く奥行きのある敷地。

新六の奈良漬
敷地の裏には寺があります。

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長禅寺(ちょうぜんじ)という臨済宗の寺で、
境内には県指定文化財の三世堂があります。
通常非公開で、桜の咲くころに一般公開されているようです。

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階段下から山門を見上げてみる。

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由来に平将門公の名があったので参拝は致しませんでした。
(相性がそれほど良くはないと個人的に思っている次第)


新六の奈良漬
再び新六本店の建物群に戻り、中間にある蔵を見ます。

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こちらが新六の大正5年に建てられた製造蔵です。

新六の奈良漬
蔵の前には大樽が置かれていました。
止め石のような役割なんでしょうね。


新六の奈良漬
こちらが蔵の入口です。開口部はアルミサッシになっていました。

新六の奈良漬
蔵内部では先々代新六から三代に渡る写真が飾られていました。

新六の奈良漬
蔵の内部では当代の田中氏が忙しく飾り付け作業をされていました。

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17時からこの蔵の中で一夜限りのバルがオープンするらしい。

新六の奈良漬
これが会場内部です。

新六の奈良漬
蔵の二階をチラ見してみた。


御当主は大変気さくな方でした。忙しい中、サクッと写真の説明もしてくれましたし。

それはそうと取手には、水戸街道千住宿から5つ目の宿場町「取手宿」があったそうです。

ちょうどこの新六本店の辺りから、国道6号沿いに水戸街道があったようで、

この先に本陣として使われていた染野家住宅が保存されており、一般公開されています。

探せば見どころはいろいろあるとは思うのですが、

今回は新六本店とその隣のみの立ち寄りに留めました。

それにしてもご高齢の方が多い街だなぁ。



新六の奈良漬
【新六(しんろく)本店】

茨城県取手市取手2-13-36
営業時間 8:30~18:00(H30.11.1より)
定休日:月曜
https://www.shinroku.co.jp/


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