
国宝に指定されている本堂。
本日は早朝より足利市に居りました。
朝は爽やかな気候だったのですが、夕方に向かうにつれ湿度も気温も上昇。
しかし秋ですし、晴れていますし、何より便利なので、レンタサイクルを借り、
ぐるぐるとサイクリングしておりました。
そんな本日の観光スタートは、ここ、鑁阿寺です。
ワタクシは何度も来ているもんで殆ど写真は撮りませんでしたが、
そんな中、今の時期ならではの光景を目撃しました。
それが境内にあるイチョウの木。
御神木の巨樹と、それほど太くはないものの大きく見える集合樹。
特に後者は、なかなかに面白い光景でした。

鑁阿寺のご神木。


しめ縄で囲われています。


説明はクリックで拡大。

こちらが“後者”のイチョウの集合体。


三本集まって大きな樹の様相を醸し出しています。


ワサワサと音がしそうに生い茂った葉。


その根元には大量の落下物があります。


銀杏の実です。
サクランボみたいな双子の実を発見。


見上げると三本のうち2本が雌の木でした。


たわわに実が生っています。


そりゃぁ、もう、凄い量です。
こんなに実が生っているのを初めて見ました。


こうやって見ると美味しそうに見えますが、
外皮は毒性があり触るとかぶれます。


落下していない実はとてもきれい。


実が落ちずに葉が落ちている枝もありました。
これだけの銀杏が落下して、食用部分が手に入るなら、
それはそれで価値があるかも。
と俗物まみれなことを鑁阿寺境内で考えてみたり。
下が土だと、落下した実はアスファルトに落ちた実よりも臭いません。
全く臭わないわけでは無いですけどね。
なかなか見応えのある樹だったもんで、
しばらくここで同行者と二人して樹を眺めていました。

[鐘楼]
国登録重要文化財

[多宝塔]
栃木県指定有形文化財

[御霊屋]
栃木県指定有形文化財

[経堂]
国登録重要文化財
おかげさまで、今日も良い一日でした。

【鑁阿寺(ばんなじ)】
栃木県足利市家富町2220
国の史跡:足利氏宅跡(鑁阿寺)
宗派:真言宗大日派
開基:足利義兼
別称:大日様