
『つくば文化郷』は文化財登録名「旧根本家住宅長屋門」という
国の登録有形文化財に指定されている明治19年の建築物です。
門をくぐった正面には、同じく文化財に指定されている主屋があります。
イベントなどを行っていたりするらしいのですが、
この日は双方休みで、内部は見られませんでした。
しかし今日の目的は長屋門の脇にある小さなカフェ。
とても雰囲気の良い癒し系カフェなんです。

[旧根本家住宅長屋門]
木造平屋建、寄棟造桟瓦葺、簓子下見板張腰板、建築面積74㎡
かつては蔵や作業部屋などに使用したという長屋門は、現在イベントブースとして利用されているようです。
門を挟んで左右にスペースがあるのですが、ショップだったら丁度良いのかもしれませんね。

長屋門から見える主屋。
長屋門の正面にあるのが主屋です。
いずれは民泊施設として利用される予定のようですが、今はどのように使われているのかは不明。

[旧根本家住宅主屋]
木造平屋建、鉄板葺、建築面積191㎡
江戸末期
主屋正面は、右手の土間に戸口を開き、中央に縁を設け、上手に式台を構える。
軒はせがい造で下屋を廻らせる。床上部は四間取系平面をもち、前列上手の座敷に床と物入れを備える。つくば市郊外における近世上層農家の形式を伝える。
屋根が真新しく見えるのですが、もしかしたら先の震災で被災したのかもしれないなと思ってみたり。
敷地内に建物が複数あるのですが、この辺りの農家の建物は立派だなぁと改めて思いました。
自転車でここまで来る間に、それはそれは立派なお宅を複数見ましたもの。
あれは文化財ではないのかなぁと、道の向こうの邸宅を見て気になった次第です。

長屋門を内側から見たところ。

主屋の脇にある建物に大きな彫刻らしきものが見える気が・・・
とても綺麗に整えられている庭木を見つつ、目的のカフェに向かいます。

芝生中央に小さな看板が。

実は長屋門の表側からもカフェへの入口があるっぽい。

これは長屋門内側から見たカフェ入口。

カフェへのアプローチが良くて、ちょっとワクワクします。

こちらがカフェ入口。

「離れ」にしては立派な建物。

お月見にちなんだ和菓子と、それに合う珈琲(季節のブレンド「秋の夜)。
期間限定っぽい。

「名月」という和菓子らしいです。
菓子器にウサギが書いてあって凝ってる。

切るとこんな感じ。
珈琲が美味しかったです。コダワリ感が半端ない。
わざわざ片道7kmも移動して来て良かった~。
途中走行するにはヤバイ道があったけど。
とても癒されました。
機会と体力があったら、再訪したいです。

【つくば文化郷(ルーラル吉瀬)】
茨城県つくば市吉瀬1679-1
http://www.rural.gr.jp/

【珈琲屋まめは】
営業時間10:00~19:00(L.O.18:30)
定休日:水曜(臨時休業あり)
http://r.goope.jp/coffee-mameha

