東宝ツインタワービル
[東宝ツインタワービル]
竣工年月:1969年(昭和44年)5月
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
設計:阿部設計事務所、谷口吉郎 、施工:間組


東宮御所、帝国劇場、東京国立博物館東洋館、東京国立近代美術館の設計者である谷口吉郎が設計した東宝ツインタワービル。
谷口吉郎は、博物館明治村の初代館長でもありました。

第四高等学校(現在の金沢大学)の同窓生だった谷口吉郎(博物館明治村の初代館長)と土川元夫 (当時名古屋鉄道(名鉄)社長、後に同会長となる) の2人は、戦後の急速な経済成長の蔭で失われつつある明治時代の建築物のうち、歴史上にも文化芸術上にも価値があるものを末永く保ちたいとの意見で一致し、そのための財団設立を構想したのが「明治村」の発端である。

建物名称であるツインタワービルの由来は屋上にある2本の円柱形の塔。写真では見られませんが、晴海通りを通るとガッツリ見えます。
とても大きな塔なので、かなりアンバランスに見えます。塔の機能もよく分かりません。

東宝ツインタワービル
ビル開業当初よりある7階の東宝ダンスホール。
ちょっと内部を見てみたい。

この建物の隣に東京ミッドタウン日比谷があるのですが、かなり街の雰囲気が変わりました。
人の流れも変わった気がします。
そして今、外堀通りに面する建物は建替えラッシュ。

同じく谷口吉郎が手掛けたした帝国劇場が入る帝劇ビルが建替えになるという噂があります。
帝劇の隣にある東京會舘は現在建て替え中でほぼ完成しており、来年1月にオープン予定。

今のうちに帝劇も写真におさめておくべきかもなぁ。



【捕捉】
谷口吉郎 : 1904年(明治37年)6月24日石川県金沢市生誕、1979年(昭和54年)2月2日(74歳)死去

【東宝ツインタワービル】
東京都千代田区有楽町1-5-2
延床面積:16,692.07㎡
敷地面積:1,508.69㎡
http://www.toho-twintower.jp/


【にほんブログ村】