
建築家・隈研吾氏設計の『微熱山丘(SunnyHills) 南青山』は、
2013年12月にオープンした台湾のスイーツブランド『微熱山丘』の東京支店で、
南青山ではパイナップルケーキとパイナップルジュースを販売しています。
店舗は三階建てですが、販売コーナーは1階入り口の極々小さな一角のみ。
それ以外は、オモテナシ用途として使われています。

一階店舗内階段脇の植栽が面白いです。
店舗外観は、地獄組みと呼ばれる組木格子が特徴。

正面外壁を覆う木組み。
地獄組みとは木材片を組み上げる組子手法の一つでして、
一度組むと外すのが難しく、構造物の強度を高められるという利点があります。
障子の組子に類するといえば分かりやすい・・・のか?
隈研吾/サニーヒルズ南青山について語る
スターバックス太宰府天満宮表参道店も同様の手法が用いられていましたね。
2000年代の隈研吾建築ならではとも言える外観かもしれません。(異論は認める)
さて、入口で先に商品を購入し、その後、二階に案内して貰いました。

台湾の奉茶(ほうちゃ)精神に則って供されるお菓子とお茶。
こちらはサービスになります。


パイナップルケーキは一階で売っているものと同じです。


日本の小麦粉と、エシレバターを使っているんですって。
中のねっとりとしたパイナップルジャムが美味です。

[パイナップルケーキ5個入 1,500円(税込)]
布の袋に入れてくれます。この袋も可愛い
クッキー部分はオークラのものがワタクシ的には好み。
でも、パイナップルジャムはこちらの方が好きかも。
さて、食べ終わった後で、三階を見せて貰いました。

2階の天井。
点検口はどこにあるんだろう?と探してしまいました。

階段部分。

3階の個室。
開口部の和紙を貼った扉が面白いです。

トイレがある一角の扉も面白い。


トイレの水廻りが面白かったので、つい撮ってしまいました。
木製の台が途中から斜めにカットされてボウルの役目を果たしています。
最近よく見るタイプの手洗いですが、ブームなのかしら?

屋上はどうなっているんだろう?
もの凄く目立つ建物です。
近隣の人々はどう思っているのかしら? と訊いてみたくなります。
でもまあ、南青山は興味深い建築物が多いので、
ここもランドマーク的存在なのかも。
一度、日暮れにこの建物を観てみたいですね。
キャンプファイヤー的な様相を呈すのかしら。

【サニーヒルズ/微熱山丘 南青山】
SunnyHills at Minami-Aoyama
東京都港区南青山3-10-20
営業時間 11:00~19:00
東京メトロ表参道駅下車(A4出口より徒歩約7分)
A4出口を出て左方向へ直進、2つ目の信号を左折後、約200m直進した左手
https://www.sunnyhills.com.tw/index/ja-jp/