弘安4年(1281年)に創建された浄智寺。
北鎌倉駅から割と近い場所にあるお寺ですが、
他の場所に比べて観光客は少なめ。
しかし、地元の方々には人気のあるお寺のようです。
境内は「浄智寺境内」として国の史跡に指定されています。
関東大震災でその大部分が倒壊したため、
今ある伽藍の殆どは昭和に建てられたものとなっています。
アメンボしか棲んでいない池に掛かる石橋。
(渡れません)
[曇華殿(仏殿)]
本尊の三世仏※(阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来)を安置しています。
※神奈川県指定重要文化財
ちょっと見落としそうな場所にある立像。
鎌倉三十三観音霊場 第31番の
木造観音菩薩立像が安置されています。
生花が飾られていたのだろうなと思われる額。
瓦には寺の名前が彫られています。
[客殿]
非公開
手前の庭は梅雨の時期は大変そうですが、
この日、担当らしき方が雑草の処理らしきことをして居られました。
手前の鋼製の五重塔がいい。
雨後ゆえ、新緑が目に優しいです。
庭は入ることができません。
建物の端にある鐘。
庭には猫がででんと座っていました。
貫禄があるなぁ。
ワタクシのツボだった子安観音像。
隠れキリシタン的な聖母子なのかしら?と思ってみたり。
アジサイも咲いていましたが、ぼちぼち終わりかけかな。
[やぐら]
昔は住居・墓所・倉庫などとして使われていた岩をくり貫いた穴。
鎌倉市の花である百合。
結構咲いていて、良い香りが漂っていました。
浄智寺は葛原岡ハイキングコース登山道への入り口となっていて、
裏山から源氏山に抜けられるそうです。
鎌倉在住の方は健脚な方が多いようで、
急な坂道でも徒歩で移動するそうです。
肺や心臓が強くなりそうですねぇ。
ワタクシは鎌倉の坂道で結構ゼイハアしてました。
鍛えねば。
[御朱印]
鎌倉七福神の布袋さまの御朱印もあるみたいですが、
ここでは一人につき一つの御朱印のみと決められています。
【浄智寺(じょうちじ)】
神奈川県鎌倉市山ノ内1402
山号:金峰山
宗派:臨済宗円覚寺派
本尊:三世仏(阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来)