昼休みが終わる頃、M嬢がワタクシのところにやって来ました。
なんだか目がおかしいの、と仰る。
見たら、右目瞼がふんわりと水膨れのように腫れておる。
いつから? と訊いたら、
食事して帰って来て、さっきから腫れ始めたみたい、とのこと。
ランチに何を食べたか訊いたけれど、
アレルゲンになりそうなものが考えられなかったため、
もしかしたら毛虫の針が刺さったか当たったのかもよ、と回答。
芯が無さそうなので、めばちこ(ものもらい)ではないと思うけれど、
念のために眼科に行くように勧めておきました。
素直に眼科に行った彼女は、帰社後再びやって来て、
「savaさんが言ったのと全く同じことを先生に言われた」
と報告されました。
「すごいやん、診察できるんちゃう、私。免許無いけど」
と笑ったら、
「どうせ同じ診断をされるなら、病院に行かなくてもいいよと診断して欲しかった」
と、可愛く拗ねられました。
それ、既にワタクシが診療代を貰えるレベルだよね。
「でも流石だね。だてに医療費を毎月支払ってないね」
と続けて褒められました。
うん、そうね。
経験値って大切よね。
と一瞬納得しそうになったものの、
実はワタクシ、めばちこ(ものもらい)になった経験または記憶がありません。
どうやら先の診断には、経験則ではなく想像力が発揮されたみたいです。
そんなワタクシは、ひと様によく身体の不具合について相談されます。
身体の不具合を聞き、食事で治せるのか、薬で治せるのか、
はたまた至急病院に行ったほうが良いのかのアドバイスを求められるわけです。
もう一度言いますが、医療の道に進もうと思ったことはありません。
でも、大概、合っている。
大幅に外れたことは記憶にある限り無いと思います。
つまりは、経験値が高いってことなんですかね。
もしくは見聞きしてきた症例が多いか。
若いころから、オジサマ方に病気の愚痴をされることが多かったもんで、
そういう話のネタは多い方です。
いかに年上の人との付き合いが多いかってことですね。
年上の方々の身体の不具合は聞き流すべきではなく、
いずれ自分の身におこるかもしれないと思って聞くべき派、です。
まあ、ひと様からの相談については、
ワタクシなんぞに話しに来るような内容ですから、
そもそも大事に至る病ではないんですけどね。
(ヤバかったら即病院に駆け込むはず)
本日もまた、別の相談者が話しにやって参りました。
食事でどうにかなる内容だったので、そう回答した次第です。
栄養って大切よね。
その大切さを身をもって知ることがあったので、昔よりは知識が増えました。
新しい身体の不具合が発生する度に、試行錯誤するもんで、
ひと様には合うけれど、自分には合わない改善方法ってのも
だいたい分かって参りました。
どんな経験も情報も明日(あす)の糧。
それを今宵の言葉と致しとうございます。