
賎機山(しずはたやま)の麓にある『静岡浅間神社』は、
神部神社、浅間神社、大歳御祖神社の三社の総称です。
社殿計26棟は、国の重要文化財に登録されてており、
「廿日会祭の稚児舞」は県指定無形民俗文化財に登録されています。
本日は東京駅からJRの高速バスを利用し、母と参拝してまいりました。
ワタクシは今月二度目の参拝となります。

[麻機街道の石鳥居]
道路の向かい側から眺めてみました。


[神部神社浅間神社総門]
国指定重要文化財


総門(境内側)

[神厩舎]
国指定重要文化財




左甚五郎作と伝わる神馬。

手水舎は楼門の左右に一つずつあります。


蟇股(かえるまた)の彫刻は色褪せていますが、凝っていますね。


手水舎としてはかなり立派な装飾で飾られています。


鯉の彫刻が大変立派でして、八千戈神社のものとよく似ています。

[神部神社浅間神社拝殿]
国指定重要文化財
文化2年起工、同11年竣工。


社殿は一つですが、
左が浅間神社、右が神部神社の拝殿となります。

大拝殿を飾る天女の彫刻。


美人度はそれぞれのようです。

かなり色褪せた蟇股(かえるまた)の彫刻。



鳥の羽の部分が退色しやすいんですかね。

[神部神社浅間神社舞殿]
国指定重要文化財


これでもかーっ!!っと、葵の御紋がちりばめられています。


彫刻群が素晴らしい建物です。


境内のど真ん中に舞殿はあります。




火伏せの彫刻が至るところにあります。


霊獣になっているような亀。
皮膚の彫刻が細かくてスゴイ。


翼を持つ龍「飛龍」の彫刻。
「龍に翼を得たる如し」とはまさにこのことですかな。


鳥の種類に詳しくないため、これは鳩かしら?と思って眺めていました。

ニワトリ(?)が舞殿の最も良い場所に飾られていました。
どういう意味があるんだろう?



耳が気になる木鼻の「獏」。

[玉鉾神社]
御祭神:羽倉東麿・岡部真渕・本居宣長・平田篤胤(国学の四大人)
国学の神。学業成就・合格祈願に霊験があり。

躑躅と回廊。


回廊の屋根って真っ直ぐではないんですね。
水捌けのための勾配なのかしら?

本殿側に面した回廊と拝殿。


本殿に向かう階段。進入はできません。


神部神社浅間神社の本殿に至る階段。

神部神社浅間神社本殿。
次回こそは御祈祷を申し込んでみようと思います。

[少彦名神社]
主祭神 :少彦名命
医療・薬業の守護神。
病気平癒・身体健全の霊験あり。


蟇股(かえるまた)は立川流干支彫刻で飾られています。


兎。


亥。
子と丑は内部に飾られているそうです。

八千戈神社の蟇股(かえるまた)も、
前回よりは多く撮ることができました。







それぞれの話の内容は、
次回ボランティアの方に訊いてみようと思います。

GW中には大拝殿の特別昇殿があるようです。
混むんだろうなぁ。

お参り後に御神水場に立ち寄りました。


お賽銭を入れ、ペットボトルを置いて水栓金具を操作します。
(自動的ではありませんでした)




前回、水筒を持参すればよかったと思ったため、
今回はちょっとした達成感を得られました。


境内にある御神木。
かなりの樹齢なんじゃないかしら。

通常、御朱印帳に直接書いて貰えるのは総称の「静岡浅間神社」のみ。
それ以外のお社分は書き置ききです。
【麓山神社(はやまじんじゃ)の記事】につづく。