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JR東海道線の線路脇に立っている謎のカエルの看板。


東京から静岡方面に向かう際、JR東海道線をよく利用するのですが、

線路脇の、とある看板が気になっています。

それが上写真の、カエルと矢印のみのそれ。

暫くそれを見ながら意味を考えていたのですが、

あっちに帰れってこと?

とか、

帰りはあっちってこと?

などが浮かんだものの、正解がわかりませんでした。

で、検索してみたところ、出てきたのは以下の内容。

JR東日本横浜支社によると、看板は線路の保守点検をする社員が1994年に発案したもので、大雨が降った時の点検ポイントを示しているそうです。


どうやら冠水しやすいポイントを表示しているものだったようです。

発案から24年経過している訳ですが、

この看板が撤去されていないってことは、

保守点検は今もなされているってことですよね。

道路もそうですが、鉄道メンテナンスってかなり長期に渡るものなんですねぇ。

そもそも軌道の耐用年数って、何年なんだろう?

ちょっと気になりますよね。

「鉄道事業及び軌道業の有する固定資産の分類と個々の資産の耐用年数」によると

軌条およびその付属品の耐用年数は20年とありました。

枕木は木製だと8年、コンクリート製・金属製で20年だそうです。

信号機で30年、道床(どうしょう)は60年、土木設備は57年になるとか。

まあこれは税法上の話で、実際の耐用年数は状況によって異なるとは思います。

でも、目安にはなりますよね。

特に、素人でも分かりやすい枕木は、木製は8年しか保たないと知ると、

古い路線の道床上で頑張っている木製枕木の貴重性を感じるというか。

とりあえずこれで、今度同様の看板を見たら、

冠水し易いポイントで保守点検が必要なんだな

ということを思い返せると思います。

ところでこのカエル、何カエルなんだろう?


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