[新小名木川水門]
鋼製単葉ローラーゲート
昨年春に耐震補強をしたため、この姿になっているようです。
都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」近くにある高橋(たかばし)。
清澄白河駅と森下駅の間の深川小学校から小名木川(おなぎがわ)までのごく一部が、
「高橋」という町名に該当するようです。
読みは「たかはし」ではなく、「たかばし」。
町名は小名木川(おなぎがわ)に架かる橋の名前に由来しています。
小名木川(おなぎがわ)は、安土桃山時代に造られた人工河川です。
徳川家康が関東に移封(いほう)された頃に造られています。
1590年頃、江戸城を居城に定めた徳川家康は、兵糧としての塩の確保のため行徳塩田(現在の千葉県行徳)に目を付けた。しかし江戸湊(当時は日比谷入江付近)までの東京湾北部は砂州や浅瀬が広がり船がしばしば座礁するため、大きく沖合を迂回するしかなかった。そこで小名木四郎兵衛に命じて、行徳までの運河を開削させたのが始まりである。
この高橋から隅田川方向に見えるのが、「新小名木川水門」です。
昭和36年の竣工。
都の入札情報を見ると「新小名木川水門耐震補強工事」の名称で
平成29年3月14日までの履行期間で落札されているので、
既に工事は終わっているんでしょうね。
ちなみに水門とは堤防の機能を持つ制御施設。
有事の際には、この水門が隅田川からの水の流れを阻害し、
実際にそうなったら、凄まじい水圧が躯体に掛かるんだろうと推察されます。
どういう内容の工事だったのか、ちょっと気になる。
実はこの川の上流にある扇橋閘門を見に行きたいのですが、
平成31年春まで扇橋閘門も耐震補強工事中のようです。
ちなみにこんなニュースがありました。