
国の重要文化財に指定されている木造観世音菩薩立像を持つ雨引山楽法寺。
紅葉の名所である前に、紫陽花でも有名なお寺らしいです。
今回こちらをお参りしたのは、桜川市バスが土日のみこちらを経由しているから。
真壁から再びバスに乗ってやって来た次第です。
紅葉の見頃は過ぎ始めていましたが、なかなかに良いお寺でした。

駐車場から仁王門に続く階段は結構真新しい感じがします。


かなりの樹齢を誇っていそうな巨樹がありました。
大和村指定天然記念物(旧地名)


スタジイって、宿椎と書くんですね。

【鐘楼堂】
文政13年(1830年)に第24世元盛が再建したものが現存しています。

【磴道(とうどう)】
文政4年(1821年)から1年2ヶ月の歳月を費したとされる145段の石段。
駐車場側から登ると、この階段をワープすることになります。

【仁王門】
建長6年(1254年)宗尊親王の建立した門。
現在の建物は天和2年(1628年)に十四世堯長が再建したもの。
茨城県指定文化財


天井には龍と天女?の絵が描かれています。


龍の模様が、チンアナゴっぽくて面白い。


天女の絵ってことでいいのかな?


[阿形]



[吽形]
仁王像は鎌倉時代の仏師康慶による彫刻なのだそうです。


[阿形]
石が特産品である桜川市。それゆえか、石像の仁王さんもありました。



[吽形]
今まで見た仁王像の中で、最もイケメンだと思いました。
仏教彫刻に造詣の浅いワタクシですが、仁王像は好きで必ずチェックしてしまいます。
カッコイイものもあれば、ほほーぅ・・・・・・というものもあり、
なかなか奥が深いと感じています。
ここの仁王像は好みかもしれん。
またここの仁王像見たさに、ここまで来ちゃうんじゃないかな。

駐車場から見た本堂と紅葉。
本堂の記事につづく。

【雨引山楽法寺(雨引観音)】
茨城県桜川市本木1
宗派:真言宗豊山派
本尊:観音菩薩(寺伝延命観音)
創建年:伝・587年(用明天皇2年)