
お店を経営している人が居て、その方から聞いた話が身につまされるものでした。
常連さんからお店に予約の電話が掛かって来たので、いつも通りに受けたのですが、
常連さんはその後ふたたび電話を掛けて来て、
お店に初めて行くから、地図を送ってくれと言って来たのだそう。
初めてじゃないですよ、頻繁にいらしてますよ、
と言ったら、納得して電話を切ったので、
その時は、別のお店と間違えたんだなと思っていたのだとか。
その後、再び電話があり、開店祝いの花を届けると言うもんで、
意味が分からず、開店したのは何十年も前だし、花は要らないと答えたそうです。
またまた数時間後に常連さんから電話が掛かって来て、予約をしたいと仰る。
いやいや、既に予約は頂いてますから大丈夫ですと回答して電話を切りつつ、
おかしいな、こんな人では無かったんだけどなと思ったものの、
常連さんなので、何度電話が掛かって来ようとも丁寧な対応続けたのだとか。
しかし結局、常連さんは予約日に店に来なかったそうです。
何か事故でもあったのかと思って携帯に電話を掛けたら、
常連さんは家に居たのだとか。
流石にイラッとしたそうですが、
翌日、女性から店に常連さんの身内を名乗って電話が掛かって来て、
聞くところによると、常連さんは軽度の認知症を発症していたのだそうです。
カレンダーに予定が書いてあるのに家に居たため、
娘さんが親御さんの携帯電話の履歴を確認したところ、
同じ場所に一日に何度も電話を掛けているのを目にして、発覚。
結局は謝罪後、親御さんの携帯から電話番号が削除されたため、
以降、電話が掛かて来ることは無くなったのだとか。
それを聞いて、ワタクシもそうなるんじゃないと思って怖くなりました。
ある程度の年齢になったら、電話番号の断捨離をせねばいかんなと思った次第です。
使わねばと思っているスーパーのクーポンを
スーパーに入った瞬間に忘れるということを繰り返している最近のワタクシ。
もしかしたらもう既に何かが忍び寄っているのかもしれません。
今日も自分ちの郵便番号を訊かれて、ちょっと思い出せなかったし。
で、千葉県民Tにも訊いてみたら、彼女も答えられませんでした。
手紙を書かなくなると、郵便番号は忘れてしまうものかもしれませんね。
・・・ってことにしといて、まだ自分は大丈夫だと思っておきたいワタクシです。