新潟県長岡市の摂田屋(せったや)は、
三国街道周辺に味噌や酒、醤油の製造元が集まるエリアです。
でも殆ど全てと言っていいほど、土日祝日は休みなんですよねぇ。
それなのに日曜日にこのエリアを訪れた理由は、
国登録有形文化財「機那サフラン酒製造本舗土蔵」を見学したかったから。
と言いつつ、その向かいにある吉乃川酒造の『酒蔵資料館 瓢亭』に
見学の予約も入れようと数日前に電話をしたのですが、
土曜は吉乃川女子部で貸し切り、
日曜は団体客で埋まっているとのことで、
泣く泣く断念した次第です。
しかし本日、吉乃川酒造の前を通りかかったら、
なんだか入れそうな気配がするではありませんか。
ゆえに、ダメ元でズカズカと入ってみることにしました。
[吉乃川酒造常倉(よしのがわしゅぞうじょうくら)]
醸造業の近代化を示す遺構ということで、
国登録有形文化財(建造物)に指定されています。
甲子園と同じツタが植えられているそうな。
この辺りは中越地震の被害に遭ったそうで、
爪痕がまだまだ残っています。
吉乃川酒造の入口。
かなりの敷地を有する酒造会社のようです。
マークは瓢箪なんですね。
この木柱も地震で破損したのかしら。
冬になると当然ですが、蔦が枯れ、
建物の別の表情が見られるんだと思います。
工場敷地内に立つお屋敷。
ものごっつい立派でございます。
ここもいずれは文化財ってことになるんだろうなぁ。
その先にあるのが、瓢亭(ひさごてい)への入口らしきもの。
こんな案内が掛かっていました。
これは入れるってことでOKか?
ちなみにコチラは反対側の入口。右奥に駐車場があるっぽい。
反対側から見た入口。
こちらが正面に見えなくもない。
古い酒樽が並んでるし。
こちらが建物の入口です。
閉まっているけれど、入ってみることにしました。
丁度ビデオ上映中で団体様が居ましたが、
そこはスルーして、奥の物販コーナーへ。
一人だったらいいですよ、と言って頂き、試飲もさせて貰いました。
ペットボトルに入った仕込み水も貰った。
利き酒をする用に渡されるお猪口。
絵が可愛い。
団体様のビデオ鑑賞が終わったらどっと混みますよと言われ、
ちゃっちゃと試飲をすませることに。
買おうと思っているものの利き酒を致しました。
こちらは県内でしか流通していないお酒。
美味しいけれど、試飲だけに留めておきました。
この日はお米を蒸していたのか、周囲にお米の甘い良い香りが漂っていました。
でもまさか、本当に入れるとは思っていなかったので、
快く入れて頂いて恐縮しつつ感謝しています。ありがとうございました。
野望を果たせて大満足でした。
そして、利き酒で味を知って納得したので、二種類ほど購入致しました。
それが下の、同館のみでしか買えない限定品。
瓢亭の文字が入った、ここでしか買えないお酒。
するすると飲める美味しいお酒でした。
やはり、この時期限定のコレも買っちゃうよね。
こちらはミニサイズの瓶にしておきました。
おまけで頂いたお猪口。
仕込みの絵が描かれているものですが、
絵柄は何種類かあるようです。
来て良かったです。(なんども言いますが完全予約制です)
ちなみにワタクシはJR長岡駅からバスに乗りました。
宮内一丁目バス停で下車すると、すぐです。
バスは便利なんですけど、本数が無いんですよねぇ~。
帰りもタイミングが合えばバスでと思ったのですが・・・
タイミングが合わなかったので宮内駅まで歩きました。
【吉乃川酒造 酒蔵資料館 瓢亭(ひさごてい)】
新潟県長岡市摂田屋4-8-12
完全予約制 http://yosinogawa.co.jp/tour/
案内時間:(1)10:00~ (2)13:30~ (3)15:00~
所要時間:約60分
休館日:年末年始、不定休(土曜、日曜、祝日は予約により開館)
入館料:無料