
地下鉄の青山一丁目駅からほど近い『伝統工芸 青山スクエア』は、
一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会が運営しており、
経済産業省指定の伝統的工芸品を中心に展示・販売している、日本で唯一のお店です。
長らく足を運びたいと思っていたのですが、本日、ようやく野望が叶いました。
夕方から用事があったので、滞在時間は1時間だけでしたが、
じゅうぶんに満喫できました。
この日、ワタクシが入手したのは以下の品々です。

[樺細工たたみもの アクセサリー]
【角館工芸協同組合】http://www.kabazaiku.com/index.html【樺細工たたみもの】
磨いた樺を何枚も貼り重ね、厚くしたものを様々な形に彫刻する技法です。彫刻した断面には美しい幾重もの層が現れます。極限まで磨くため樺本来が持つ光沢を放ちます。


同じ模様のものは二つと無いため、
商品が複数あれば選ばせてもらえます。


裏はこんな感じ。

外国製の木の皮細工が類似品として出回っているそうです。
ここで買うものなら、100%信用できますね。
秋田の樺細工はワタクシの憧れの伝統工芸品です。
未だに角館には行っておりませんが、いつかは行きたいと思っています。
昔は茶筒や文箱ぐらいしか東京では見ませんでしたが、
最近は様々な製品が造られているようで、
ここ青山スクエアでも複数商品が展示してありました。
樺細工のアクセサリー以外に購入したのは、
「奄美大島紬 泥染めの技特集」と題された
この日までのイベントで展示してあったもの。
奄美大島は来年、世界自然遺産に登録される予定なんだとか。
東京からは直行便で2時間程度で行けるそうです。
それを踏まえて、来年の干支にちなんだ品を選択いたしました。
猫や熊もあったので、干支を意識して作られたのかは不明ですけど。

「仁左エ門工房」の奄美大島紬を使った犬のぬいぐるみ。
1,080円(税込)
大島紬の特徴でもある泥染めは、絹の着用禁止令を受けて、花嫁衣装に持って行きたい一心で田んぼに埋めて隠したところ、土中の鉄分と反応し、見事に染め上がったのが起源と言われています。


奄美大島紬らしい泥染めによる布地を使っており、
首の紅い紐が目立って可愛いと思った一品を選択しました。
布地の模様や色は様々で、同じものはありませんでした。


これはエモンくんという名前らしい。
干支の飾りとして、来年年始に玄関に飾ろうかなぁと思っています。
いい買い物をしたかも。

紙袋にも伝統的工芸品のシンボルマークが入っています。

【伝統工芸 青山スクエア】
東京都港区赤坂8-1-22 1F
営業時間 11:00〜19:00
定休日:年中無休(ただし年末年始を除く)
http://kougeihin.jp/aoyama/