
かつてあった台北府城の門のひとつ『台北府城北門』。
台北城に五つあった門のうち、現役当時の姿をとどめる唯一の門なのだそうです。
意外と小さい。
ってか、台北城ってのがこの辺りにあったってことを知って驚きました。
1879年に建設計画が提出され、1882年に着工、1884年に完成。
1904年に台湾総督府により城壁の大部分が撤去されたため、
実質、20年間しか存在しなかったそうです。
そして五つの門のうち、残っているのが四つ。
残された城門は全て、中華民国第一級古蹟に指定されています。
第一級古蹟ってことは、日本でいうところの重要文化財みたいなものかしら?
よく分かりませんが。

一階は通り抜けできますが(横断歩道が先にある)、
二階建屋内部は立ち入り禁止。
門の南側手前の足元にはも日本統治時代に置かれた水準点が残っているそうです。
見逃したけど、この写真の反対側にあるってことですな。
周辺は綺麗に整備されており、外壁も塗り直されているようでした。
次に訪れる頃には、この辺りも大幅に変わっていることでしょうな。
そして、変わらない文化財があるってことは、なかなか良いものだと
深く納得したこの日のワタクシなのでした。

【台北府城北門(臺北府城門-北門)】
正式名称:承恩門
台灣臺北市