日本統治時代の1936年(昭和11年)に昭和天皇の即位を祝し、
井手薫の設計で建設された旧台北公会堂。
1945年に国民政府による接収が行われると台北中山堂と改名され、
1992年1月には中華民国政府により国家二級古蹟に指定されました。
現在は一部、外壁改修中のようですね。
中山堂と改名されたのは1945年のこと。
外壁には北投窯場で生産された浅緑タイルが採用されています。
とても広い車寄せがある玄関。
扁額が赤地ってところが中華圏って感じがしますね。
館内の見学は無料。
日本語のパンフレットも置いてあります。
エントランスには照明で建築年が映し出されていました。
かなり豪華な天井。
写真でいえば左右で意匠が異なっていますね。
柱の装飾の中央にある梅は、日本統治時代には菊の御紋だったそうです。
腰壁にはモザイクタイルが貼られています。
渦巻きのカーペットがなんだか面白い。
建物の紹介文がありましたが、理解できませんでした。
切手のイベントっぽいものが開催中でした。
彼らが持つ文字の意味は何だろう?
通路。
階段を上っているうちに、どこの方角の階段だか分からなくなりました。
外を見てみる。
いったいどれぐらいの枚数のタイルが貼られているんだ!?
と驚く外壁。
直線のみのデザインですが、アールデコっぽくてかっこいいです。
タイルの色が微妙に異なるのがいいんですよね。
建物の向かい側には、かなり真新しい抗日記念碑がありました。
抗日戦争抗日戦争勝利曁臺灣光復紀念碑
全く読めない。
でも、台湾独立記念碑ってことではないっぽい。
ちなみに中山堂の「中山」は、
日本に亡命中だった孫文が名乗っていた「中山樵(なかやま きこり)」が由来っぽい。
まあ、いろいろ考えさせられるけど、
ここでは建物のことのみにて。
【中山堂(旧台北公会堂)】
台灣台北市中正區延平南路98號
No. 98, Yanping South Road, Zhongzheng District, Taipei City, 台湾 100
開館時間 9:00~17:00