清白寺



どんどん晴れて雲が消えて行く山梨市。


汗がだくだくと吹き出す気温になりました。


さて、養老酒造のカフェで食事を終えた我々は、


先のタクシーのおっちゃんが国宝だと話してくれた「清白寺」に向かうことにしました。


山梨県の国宝建造物って、大善寺だけかと思ってたよ。


貰っておいた名刺に書かれた電話番号を押し、迎えを頼むと、


予告通り、ものの分程度で来てくれました。


本当にこのおっちゃんは良い人で、


迎えで呼んだのにその費用を一度も上乗せしませんでした。


清白寺に向かう道中も様々な案内をしてくれて、


とても有用な情報を貰えました。


清白寺
葡萄畑に突如現れる細い参道。
ここをグイグイとタクシーは進みます。
車一台分の幅しかないため、
対向車が来るとどちらかが延々バックしなければならん思われます。


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細い参道の両側は葡萄畑です。

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山梨は巨峰のシーズンが到来していました。

清白寺
梅参道として親しまれる参道の両側は梅の古木が50本ほどがあり、
その頃に訪れるのがbestっぽい。


清白寺
総門に到着するも、タクシーはその右脇をすり抜けて進みます。

清白寺
夢窓疎石(むそうそせき)開山と伝わる古刹だったっぽい。
夢窓疎石といえば、京都の苔寺(西芳寺)が有名ですよね。
(この石像が夢窓疎石に関連するかは不明)


清白寺
[総門]

清白寺
[仏殿]
国宝
応永22年(1415年)建立。


清白寺

清白寺
入母屋造、檜皮葺小形の方三間裳階(もこし)付形式で、
大規模仏殿に用いられる意匠をそのまま小型化した建築である
・・・と評されるそうな。
この日は門が開いていました。


清白寺
造形が綺麗です。

清白寺
無双窓になっているのかしら?

清白寺
横から見た仏殿の懸魚。

清白寺
横から見た仏殿。

清白寺
手水舎は水道の蛇口をひねるタイプでした。
この天気で、出初めの水が熱い。


清白寺
昔、ここに雷が落ちたそうで、木の間に避雷針が立っていました。
そういえば山梨市内では避雷針をよく見るけど、落雷が多いのかしら。


清白寺
焦げていないので落雷では無さそうですが、
裂け跡が生々しい木がありました。


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清白寺
[庫裏]
重要文化財
元禄2~6年(1689年~1693年)の再建と考えられるそうな。


清白寺
庫裏の懸魚。
檜皮葺の屋根は趣があります。


清白寺
入口に掲げられているのは文化財プレートではなく、警備会社のプレート。
違和感ありまくりです。
でもこれが盗難などの牽制になるんだろうな。


清白寺
真っ白な漆喰の外壁。
修繕されたばかりなんでしょうか。
蟇股(板蟇)にも紋が見られます。


清白寺
東南アジアテイストの板木(ばんぎ)。

清白寺
打ち鳴らすと誰かが出て来てくれたのかもしれん
・・・と今更ながらに思ってみたり。


清白寺
屋根の造形が美しいです。
葺き替えは大変だろうなぁ。


清白寺
この庫裏の脇を通って裏側にまわります。

清白寺
庫裏の裏側。
庫裏と竹藪の間に蓮が咲く池があるのです。


清白寺
この時期に花が咲くのか。

蓮
昼を過ぎていたので開花している姿は見られませんでした。

蓮
もうぼちぼち花の見頃は終わりなのかも。

蓮
散りかけの花がありました。

蓮
種になっているものも。
(トライポフォビアの方は凝視注意)


蓮
蓮の実って飛び出すものなんですね。
知りませんでした。


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竹藪を抜けると墓地に辿り着きます。

清白寺
庫裏の向かい側にぽつんと放置された頭部のない石像。
頭部の代わりに石が乗せられていました。


清白寺
本堂と繋がっているようにも思える建物の玄関。
身分の高い人が滞在する部屋があるのかもしれませんね。
唐破風屋根と式台付玄関が立派です。


清白寺
天井は格天井になっています。
写真では分かり難いですが、天井が弛んでいました。


清白寺
[本堂]
山梨市指定有形文化財。
元禄6年〜正徳3年(1693年〜1713年)建立。
内部は3行列6室の間取りを持つ「方丈型本堂」と呼ばれるもの。


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葡萄だけではなく、柿も成っていました。

清白寺
来た参道を徒歩で戻ります。

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色付いていないのか、このままで熟しているのかいまいちワカラン葡萄。

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車道にでました。
こちらは最近整備された道路なのだそうです。



見応えはあるものの、人の気配は無し。


ゆえに、御朱印も頂けません。


貰った方はいらっしゃるようなんですけどね。


あまりにもひっそりとしたお寺で、


車道に小さな国宝の文字があっても、見逃す観光客は多そうです。


内部が見られない&参拝ができないので、


あという間に、再度おっちゃんのタクシーを呼ぶことになりました。


「早いね~」


と笑われた。


ここからタクシーで、もう一つの国宝「大善寺」に向かいます。



清白寺
【清白寺(せいはくじ)】

山梨県山梨市三ケ所620
山号:海涌山
宗派:臨済宗妙心寺派
本尊:釈迦如来像
創建年:正慶2年(1333年)
開基:足利尊氏
正式名:海涌山 清白禅寺
札所等:甲斐百八霊場14番



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