
『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)』には埼玉県唯一の国宝建造物があります。
高野山真言宗の仏教寺院で、正式には『歓喜院(かんぎいん)』といいます。
前回訪れた時は御朱印に興味が無かったのでチェックもしていなかったのですが、
今回はそれを目当てに再訪いたしました。
やはり、何度も訪れたくなるお寺ですわ。
今回は本殿を見ることなく帰ったのですが、
経年を見るために定期的に参拝したいと思っています。

[中門(四脚門)]
熊谷市指定文化財

妻沼聖天山の第二の門になります。

最古の建造物なんですねぇ。

様々な札が掛かっています。
そういえば、ぼけ封じのお守りが境内で販売されていました。

真新しい札から、古い札まで様々な名称が掲げられています。

中門の奥にあるのが最後の門である仁王門。


阿吽の狛犬が鎮座しています。
表情は柔和です。

[御水屋]

[仁王門]
明治時代に台風で倒壊したため、後に再建されました。

ここで必見なのが、金剛力士像です。

躍動感溢れる姿で迫力があります。

「だめ、絶対!」というアテレコを脳内でしてしまいました。

[拝殿]


こちらにも狛犬が居ます。
毛並みの良い尻尾が特徴ですね。

拝殿の向拝。
手挟みがカラフルです。

唐破風の下の彫刻にも色彩が施されています。

ここだけでも竜が3匹・・・って、
龍の数え方って匹でいいのか?

足の生え方が気になる虎も居ます。

その両脇の蟇股は鬼ですね。

まだ九時前だったもんで、本殿の見学はできません。

前回見学したので、今回は中には入りません。

ちらっと見ると、本殿はこんな感じになっています。

前回と変わらずブルーシートが敷かれた相撲場。

[閼伽井堂(あかいどう)」]
井戸を据えた土間と水天宮を祀る一室からなる建物。




天井は格天井になっています。

籠堂(こもりどう)と本殿を繋ぐ回廊。


裏側はこうなっています。

すらりと高い「夫婦の木」。
虫が居ないので、動かずに見ていられます。


エノキとケヤキのどちらが夫で妻なのかは不明です。

樹の上のほうでは、枝が腕を組んでいるみたいに見えますね。

ムシは居ずとも、マムシは居るらしい。
さて昨年11月18日、国の文化審議会は妻沼聖天山に所在する
歓喜院籠堂(かんぎいんこもりどう)
鐘楼(しょうろう)
閼伽井堂(あかいどう)
三宝荒神社(さんぽうこうじんしゃ)
五社大明神(ごしゃだいみょうじん)
天満社(てんまんしゃ)
仁王門(におうもん)
水屋(みずや)
平和の塔(へいわのとう)
の9件を有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申し、
国登録有形文化財に指定されるそうです。
すごいですねぇ。

さて、御朱印をいただくために社務所に向かいます。
openは9時から。

墨の良い香りがします。
好きなお寺で頂く御朱印って、もの凄く嬉しいですね。
誰かを連れて来たいとは思うものの、
熊谷はちょっと遠いし、これからの季節は暑くなるからなぁ。

【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】
埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山

【6番】太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
片道460円 Suica利用可

