
『妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)』には埼玉県唯一の国宝建造物があります。
高野山真言宗の仏教寺院で、正式には『歓喜院(かんぎいん)』といいます。
その貴惣門は国の重要文化財に指定されています。
素晴らしい彫刻群は一見の価値アリで、再度見たいと思わせる建造物。
ゆえに、本日、再訪して参りました。
前回と違っていたのは二天像。
修復が完了して、持国天と多聞天(毘沙門天)の像が見られます。
しかし、この修復はどうなんだろう?
別物感が半端ないんですけど?


6月に、二天像修復の報告などが行われるそうな。
ちなみに下が前回見た改修前の像です。
それが、こうなっちゃいました。
[持国天(じこくてん)]
東方を護る守護神として造像される場合が多く、
向かって右手前に安置されるのが原則とされます。
体色は赤く、右手を拳にして右腰に置き、左手に刀を持つ姿で表されることが多い。
足下に邪鬼を踏みつけています。


この塗料の照り感に違和感があるのだけれど?


一瞬、樹脂製の像かと思った。
それ以外の彫刻は以前のままなので、浮いている気もする。





門の彫刻はやはりみごとです。
多聞天の腕が折れたため修復したらしいのですが、
このペイントはどうなんだろう?
経年劣化で良い感じになるはずという計算なのかしら?
何はともあれ、修復前に見ておいて良かったです。
今どきは、日光東照宮のような修復が流行りなのかしら。
(「日光東照宮 修復 ひどい」で検索)

【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】
埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山

【6番】太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
片道460円 Suica利用可

