_CIMG0757




人を褒めるのって、もの凄く難しいですよね。



ネガティブな人は疑い深いので、



褒めても裏があるんじゃないかとか考えるみたいだし。



ワタクシは、本当に素晴らしいと思わない限りは人を褒めることをしません。



思っていないのに褒めても、伝わらないと感じるし。



しかし今週、結果ではなく思考的に飛躍的成長を遂げた子が居たもんで、



感動しつつ、思った通りにシンプルな言葉で褒めました。



多分、ストレートに伝わったと思います。



ワタクシの同僚に、“絶対”に他人を褒めない人が居ます。



どんなに些細なことでも、「でも」という否定的な言葉を“かならず”使うんです。



先日、2萬歩以上歩いたことを報告したら、



褒めたくないけど、貶す要素もなかったのか、黙ったまま固まっていました。



あ、いや、深く考えずに軽い気持ちとノリで「スゴーイ」と一言いえばいいじゃん。



そう思ったものの、出来ないことを求めても無駄だと長い時間で学んだもんで、



「じゃっ」とその場を後にしました。



自己評価は甘くても人に対する評価は厳しいタイプは、承認欲求が強いのだそうです。



自分に対する評価が不十分な相手を評価することはできない、という思考なのだとか。



アメリカの心理学者、アブラハム・マズローは、



「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、



人間の欲求を5段階で表しています。



「マズローの欲求5段階説」と呼ばれるそれは、原始的欲求が強いものから



生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求



に分けられています。



そのうちの「承認欲求」は、



自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求です。



これが不足すると、他人を認められなくなるものののようです。



常に不平不満を抱え、他人を扱下ろす姿は、見ていて痛々しいし、



辛いだろうなとも思います。



そこまで酷くは無いものの、承認欲求が強い人が他にも居りまして、



ちょっとワタクシの苦手な内にこもるタイプなもんで、慎重に接している次第です。



どうすれば彼に広い視野と余裕を持たせてあげられるのかで悩む日々。



しかし本日、ワタクシはハッと気付きました。



絶対に相手を否定せず、より良い方向に導くスキルを、



ワタクシが会得すれば良いのだと。



そしてその視点でアドバイスをしたら、



短時間で本人に“気付き”が見られました。



多くを語らなくても気付けるもんなのだと実感しました。



たとえば、陶芸体験で失敗しそうな人に手を貸し、



最終的には味のある良い作品を造る講師のようなスキル。



“褒めて伸ばす” ってことは、そういうことなんじゃないかと、



この歳になってようやく気付きました。



イイネの押し付けではなく、本人がイイネと思う方向に導くスキル。



今までのワタクシに足りなかったものだと感じました。



今までは叱り飛ばして尻を叩いて導いてた気がしますもん。



そうして出来上がったチームは、完全に体育会系のノリになってしまいました。



いや、ノリの良い、素晴らしいチームなんですけどね。



でもそれに沿えない人も居るわけで、



今後はそういう人に寄り添って一緒により良い方向を考えてみようと思います。



自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して



自分がなりえるものにならなければならないという欲求。



この「自己実現欲求」を模索してみたいと思います。



先ずは、誰にでも理解できる語彙力を持たんと、なぁ・・・




【にほんブログ村】