
早朝、表蔵王に行く際にバスで通りかかり、一瞬で建物に魅せられました。
山形駅に戻ったら是非建物を見に行こうと心に誓ったほどです。
昼過ぎに山田屋で「ふうき豆」を購入後、
ぶらぶら歩いてこちらの店舗までやって参りました。
近くで見たら、あの「乃し梅」で有名なお店だったんですね。
めっちゃ嬉しい。これは買って帰らねば。
文政4年(1821年)に『佐藤屋』は、もともと薬屋として創業したようです。
薬を買いに来た旅人達に和菓子の提供をしたことが今に至っているとか。

昭和初期のモルタルの建物感漂う外装がいい。
そして窓のサイズが気になる。

店舗の脇に木の板塀が続きます。

昭和9年かぁ。明治生命館と同年の竣工ですね。
それはそうと、板塀に雛飾り公開のポスターが貼ってあったもんで、
ちょいとお邪魔をして参りました。

4月3日までで、公開は土日祝。
ちょっと今日が何日だったのか考え込んでしまいました。


こちらの入り口からお邪魔致します。


玄関のあしらい。

玄関直ぐに内蔵がございました。
玄関の正面にも雛飾りがあります。
蔵の中にある雛は関西風でした。

お座敷の雛飾り。
道具類は関東風です。

恐縮ながら、お茶を頂きました。
食べたことが無いと申し上げると、
「乃し梅」の包装の見本を撮影用に用意してくださいました。


お茶と「乃し梅」。


これぐらいのサイズが丁度よいですね。
ってか、初めて食べます、たぶん。


羊羹とも違った感じで、ねっとりした梅ジャムみたいな感じ?
甘酸っぱくてとても美味しかったです。


今週6日からスタートする日本橋三越の全国銘菓展にも出すそうです。
チラシを頂きました。


最後に頂いたお干菓子。
展示物だと仰っていた気がするので撮影用かと思いきや、
お持ち帰りをさせて頂きました。
個人宅に展示している雛飾りを見るのは初めてです。
作法が分からなかったのですが、後で続々と訪れる人々を見て、
入り口で「お雛様を見せてください」と挨拶することを知りました。
雛飾りを見てまわっている人って結構居るんですね。
皆さん慣れた様子で、なかなか勉強になりました。
この後、となりの店舗に立ち寄り、「乃し梅」を購入致しました。

店舗入り口。


自分用に一袋、もう一袋はベルウッドさんへのお土産にしました。

たぶん他では見られないんじゃないかなって感じの梅のペースト。
ジャムみたいなものだそうで、
紅茶に入れても美味しいかもと想像して購入致しました。
思いがけず、楽しいひと時でした。
単純なのですが、奥様の人柄に触れ、
『乃し梅本舗 佐藤屋』のファンになりました。
これから三越で見るたびに買っちゃうかも。

【佐藤屋 本店】
山形県山形市十日町3-10-36
営業時間8:30~18:00
定休日:元旦のみ
http://satoya-matsubei.com/