
宮城県にある国宝と云えば、大崎八幡宮。
慶長12年(1607年)に伊達政宗によって創建されました。
絢爛豪華な安土桃山時代の社殿(本殿・石の間・拝殿)は国宝に、
長床(1棟)が重要文化財に、
社務所、旧宮司宿舎、神馬舎が登録有形文化財に
それぞれ指定されています。
その建物が見たくて、朝からバスに乗って母と二人で行って参りました。

「八」の字が鳥になってる。

鳥居の向こうは階段でした。
足が丈夫じゃないと神社には参拝できないんですねぇ。
母が頑張って上っていましたが、
ワタクシも歳を取ったら厳しいかもしれん。


立て札が建っているのだけれど、
高い場所にある上、文字が見えません。


[石鳥居]
宮城県指定有形文化財に指定されています。

石鳥居の先にある階段と、その上の鳥居。


こちらの立て札は文字が見える。


階段を見下ろすとこんな感じ。

階段を上がった先の鳥居。


こちらの「八」の字も下の鳥居の額と同じく鳥の形をしています。



鳥居の手前にある阿形の狛犬。


吽形の狛犬。
体型に親近感を覚えますわ~。

最近、こういう説明書きを多く目にするようになったものの、
外国人向けの案内はあまり無いんですね。

昔の手水舎だったと思われるもの。

祓所(はらえど)と書かれた木札が建っている場所。

長床に続く最後の階段。


その手前にも狛犬が居ます。
狛犬って、参道に向かって建つものと、
拝殿を背にして建つものがありますね。
この差は何なんだろう?



鳥居の手前にあった狛犬よりはスマートです。
気になるのは、阿形吽形ともに角があること。

[長床]
国の重要文化財に指定されています。


別名割拝殿などとも呼ばれるそうです。


こちらの扁額の文字も独特です。


入口の上に軒唐破風が付いています。


流鏑馬の絵が掛かっていました。
この絵、カッコイイですね。

屋根は入母屋造こけら葺。
長床としては宮城県最古の遺構だそうです。
近年に解体修理されています。
【後編に続く】

【大崎八幡宮】
宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
主祭神:応神天皇、仲哀天皇、神功皇后
創建:不明