東国三社の一社『鹿島神宮』は有名なパワースポットなんだそうです。
本日は東京駅からバスに乗り、鹿島神宮にお参りしてきました。
バスで片道2時間で鹿島神宮まで行くことが出来ます。
Suicaが使えるので便利です。
去年、千葉県民Tが行ったらしいのですが、
周囲には何もないため、お参りしたら直ぐ帰るというコースになるのだとか。
それを聞いてはいたものの、行ったら本当にそんな感じでした。
わざわざ行くパワースポットかぁ~
と期待していたものの、境内に入っても何も感じませんでした。
普通の森を散策しているような感じ。
来宮神社のように感動することはございませんでした。
場所の相性がワタクシにはそうでもなかったのかもしれんね。
しかし、ここには重要文化財に指定されている建物があるのです。
それだけは押さえておきたいと思ったのと、
『要石』を見たかったので、奥へと向かいました。
重要文化財の「楼門」に掛かる額。
祭神である武甕槌大神は戦いの神様です。
勝負事にご利益のある神社なのだとか。
水戸徳川家の崇拝も伝わっている神社です。
楼門に設置されている随身像。
意外とシンプルな造りの楼門です。
鳥の彫刻が多いのは何故なんだろう?
楼門内側に飾られているコレは何なの?流鏑馬の的なの?
[拝殿]
江戸時代初期の元和5年(1619年)江戸幕府第2代徳川秀忠の命による造営。
社殿は北向きに造られ、蝦夷ににらみをきかせていたそうです。
[拝殿側面]
唐獅子の彫刻が見られます。
[本殿]
かなり絢爛な造りの御社です。
びっしりと埋め尽くされた極彩色の模様。
この蟇股(かえるまた)の彫刻は鳳凰なんだろうか。
これらの社殿は国の重要文化財に指定されています。
本殿の屋根のXになっている箇所「千木」に注目。
「千木」の部分が外削ぎ(縦に削がれている)になっています。
ここで男神が祭られていると分かる訳です。
内削ぎ(横に削がれている)になっていると女神が祭られています。
※ただし例外もある
[仮殿(かりどの)]
本殿造営の際に一時的に神霊を安置するために使用される社殿。
元和5年(1619年)に現在の本殿が造営される際に建てられました。
こちらも国の重要文化財に指定されています。
一見地味ですが、
蟇股(かえるまた)には彩色された彫刻が填め込まれています。
ユーモラスな亀らしき生き物。
ってか、松の節が「目」に見えて怖い。
本当に鳥の彫刻が多いです。
なんだか結界らしきものが張られています。
木組みの造形美が素晴らしいと思える建物です。
武神を祭っているから、徳川家の信仰も厚かったのかぁ。
なんだか、納得。
飛鳥時代からある関東の神社として、一度は来たいと思っていましたが、
その念願を叶えることが出来て本当に良かったです。
さて、続いて「要石」を見に行くとするかな。
【鹿島神宮】
茨城県鹿嶋市宮中2306-1
主祭神:武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)
創建:(伝)初代神武天皇元年