いわき市
JRいわき駅の北側にある高台に見える真っ白い城。
合成感が半端ない。


いわき市
正体は亜鉛板の看板でした。




JRいわき駅前かに見える白亜の城。



異様な景観だと思っていたら、



市民団体が市制50周年記念事業で建てた「一夜城」なんだそうです。



大学・高校生が立体的に描いたもので高さ約13mあり、



磐城平城本丸跡地である当地に昔あった城が高さが約13mあり、



その史実に則して作られた看板なのだとか。



この看板は今年の9月に設置され、来年の春に撤去予定。



磐城平城本丸跡地は現在民有地で、将来は公有化を目指すそうです。



いわき市
一夜城のある高台の下に建つ銅像。
いったいどんな方なんでしょう?


いわき市
鈴木辰三郎という名前が台座にあります。
検索してみたら、
石城郡高久村(現・いわき市平高久)に産まれ、その後
石城郡会議員⇒福島県会議員⇒衆議院議員⇒平市市長を歴任。
現在のいわき駅前のまちづくりに尽力されたそうです。


いわき市
どこに続くのかは謎ですが、銅像の脇にはかなり急勾配な階段がありました。
登るのはともかく降りるのが怖そう。




JRいわき駅北側にある高台は、



磐城平城(いわきたいらじょう)というお城があった場所なんですね。



別名は龍ヶ城(りゅうがじょう)と言うそうです。



いわき市
古地図がありましたが、殆ど見えません。
天守は造られず本丸の三層櫓がその代わりとなっていたそうで、
城内には三階櫓の他に、
隅図櫓・塗師櫓・八ッ棟櫓・追手門櫓・中門櫓・六間門櫓
などがあったようです。




さて、JRいわき駅北側にある磐城平城本丸跡地とは線路を挟んで反対側。



ここには線路と並行して商店街が続いています。



その中でも一際目を惹くのが、下の蔵です。



いわき市
[SALON de 蔵]
江戸時代の元禄13年(1700年)に創業した「釜屋」は平藩御用商人で、
明治39年(1906年)の平の大火直後、耐震耐火を基本に蔵を建築。
平成の世にまで事業は継続していたようですが、破綻してしまい、
この後ろにあった建物類は取り壊されてマンションになっています。
表に面した蔵を残すべく購入した方がSALON de 蔵を経営されているようです。


いわき市
右側のイギリス製赤レンガを使用した蔵が「珈琲焙煎 香楽」で
ガイドブックにも載っている有名店です。


いわき市
入ってみたかったのですが、時間が無くて断念しました。

いわき市
大正初期に二つの蔵を繋ぐために造られた箇所。

いわき市
かなり重厚な蔵で、これを取り壊すのも大変だろうなと思いました。

いわき市
煉瓦の組み方が面白いし、影盛も立派です。




文化財には指定されていないようですが、



いずれは指定されてもおかしくないんじゃないかなと思われる建物です。



こういう蔵がカフェになるのは大歓迎。



中に入って見てみたいという欲求が満たされますもんね。



いわき市
いわき市内で見たフラット型灯器。
専用光学レンズを採用、フードレス化を実現した信号機です。
薄型・軽量なので強風・積雪・着雪等による影響を軽減するものです。




初めて見て、ちょっとテンションが上がったのが上の信号機。



フラット型車両用交通信号灯器です。



一般的な、フードがあるタイプとは違って積雪などに強いのが特徴。



北陸ではよく見られるタイプの信号機かもしれません。



ワタクシが旅した北陸エリアでは見たことはありませんが。



信号機も進化しているんですねえ。



さて、今回の旅でワタクシが自分土産に購入したのがコチラ。



トマト
いわき市と云えばプチトマト。
ウチの近所のスーパーでは見たことのないタイプのトマトもありました。


笊
千葉県民Tが発見してくれた荒物屋さんで見つけた笊。
薄くて軽くて、なかなか良い感じです。


珍味
駅前のビルで珍味も購入しました。
海の近い場所はこういうものが豊富で良いですなぁ。
これで年末年始も美味しく日本酒が飲めそうです。




今までは素通りするだけだった福島県いわき市。



まだまだ見どころは色々とありそうです。




【青春18きっぷで行く福島県いわき市@壱例】
JR上野駅 7:03発(常磐線水戸行き・9番線発)
⇒水戸駅 9:00着(乗車時間117分・5番線着)
水戸駅発 9:09発(常磐線竜田行き・3番線発)
⇒いわき駅 10:48着
通常運賃片片道 3,672円(往復7,344円)
青春18きっぷ一日利用 2,370円



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