日光山輪王寺に属する重要文化財は現在17棟。
そのうちの一つが「小玉堂」です。
案内では「小玉堂」なのですが、文化財の登録は「児玉堂」。
どちらも同じ建物を指します。
弘仁11年(820)弘法大師(空海)が滝尾で修行し、
仏眼金輪(ぶつげんきんりん)の法を17日間行った。
結願の夜に白糸の滝の傍にあった八葉蓮華池の中から
小さな白い珠が飛び出したという。
その小さな珠に問うと、珠は天補星と名乗った。
天補星は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の化身であったため、
空海は小さな珠を虚空蔵菩薩の本尊とし、堂を建てて祀った。
これが小玉堂(児玉堂)の起源とされている。
重要文化財 附 石燈籠1基(右下)
とても小さなお堂で、立ち止まる人も殆ど居ないのですが、
実はここ、重要文化財なんですよね。
改修していたり、シロアリ対策をしていたりするようなのですが、
公開はしていません。
ちょっと離れた場所になりますが、輪王寺に所属する建物です。
明治の館に隣接しているので、足を運ばれる際は、是非。
【輪王寺 小玉堂(児玉堂)】
栃木県日光市山内
(明治の館に隣接)
栃木県日光市山内
(明治の館に隣接)