
[古橋家住宅見世蔵・主屋]
茨城県桜川市真壁町飯塚16
平成12年10月18日登録
登録抹消:平成27年4月16日


東日本大震災による被災で維持が困難となり、建造物を除去。
いつか見に行こうと考えている間に、
今年もどこかで文化財(建造物)が消えているのかもしれない。
そう考えたのは富山で見た立派な銭湯に「いつか入ろう」と思っているうちに
ある日、駐車場になっていた時のこと。
文化財ではなかったのだけれど、登録されてもおかしくない程立派な建造物でした。
その跡地である駐車場を見たショックは、今も鮮明に思い出せます。
それ以来、見られる文化財は見ておこうと心に決めて、
毎週何処かに出かけているワタクシです。
実は先日、茨城県桜川市真壁に行ったのですが、
そこは先の大震災で甚大な被害を受けた場所でもあるんです。
茨城県の被災については殆どニュースでは取り上げられませんでしたが、
震災後に仕事で北茨城などを回った際、胸が痛くなる景色を様々な場所で見ました。
ちなみに真壁でも、未だに改修が手付かずの建物が残っています。

蔵の外壁の漆喰が剥落している建物は今も多数存在します。
建物の被害が酷すぎて、手を付けられないものも多々あるみたい。
そもそも職人が不足しているとも聞きます。

桜川市真壁町真壁424辺りの立派な建物。
ここは文化財では無かったのかもしれんが、本当に立派な建物なんです。


震災後5年経過してもこのまま。


再生する姿を見てみたいなぁと強く思う建物の一つです。
文化庁の文化財登録抹消リストを見ると、実際に見てみたかった建物が沢山あります。
急いで見ておかねば・・・と、かなり焦る。
今週末、どうしようかなぁ。
【文化財登録抹消リスト→文化庁】
富山のお風呂屋さんて、観音湯のことでしょうかね!?
国宝などは修復する際には国産品を使用することになっていますが、国産品では賄えないし技術者も減る方へと向かっているようだし、先行きは決して明るくはないです。加えて少子化と言うのも大きな影となっているのかも。