
[大手饅頭伊部屋 京橋本店]
天保8年(1837年)創業。
福島県は柏屋の薄皮饅頭、東京都は塩瀬本家の志ほせ饅頭、
そして岡山県は大手饅頭伊部屋の大手まんじゅう。
以上三つが日本三大饅頭でございます。
本日、岡山駅に着いて荷物をホテルに置いて直ぐに
「大手饅頭伊部屋 京橋本店」で大手まんぢゅうを購入して参りました。
一週間保つらしいので、部署へのお土産として箱入りを購入。
ついでに、すぐに食べる用にバラも購入しました。

[大手まんぢゅう 130円(税込)]


包みに水滴が付いているということは出来立てってことですよね。


極薄の皮に包まれたこしあん。
ものごっつい好みの味や~ん。
もっと買えば良かった。

ついでに購入した「つぶぞろい(中袋)」。
ぬれ甘納豆です。
岡山城主と云えば、イケメン戦国武将である宇喜多秀家。
豊臣秀吉の養女で前田家の姫であった豪姫の旦那さんです。
その宇喜多秀家が関ヶ原の戦いで敗れて八丈島に島流しにされた後、
岡山藩主となったのが池田家。
東京国立博物館の敷地にある重要文化財黒門を保有していた大名です。
あれは鳥取藩の屋敷にあったものちゃうんかいっ!と思われるでしょうが、
池田家は鳥取に国替えになる前は岡山の藩主だったんです。
まあ、それはともかく、その頃の藩主池田候が名付けたのが
「大手まんぢゅう」なんですって。
お茶会の席には必ず備前焼の茶器とともに出される名物だったらしいです。
確かに、これは名物になりますわ。
日本三大饅頭と言われますわ。
と、納得したワタクシです。
デパートでも購入可能らしいのですが、本店にわざわざ向かった理由は
建物が見たかったから。
築年数等不明ですが、戦火でも焼け残った戦前の建物だと思われます。たぶん。

屋根は瓦、外壁は銅板貼り。


家紋?
さて、店内もなかなか面白いです。
カウンターのショーケースに商品が並んでいるのですが、
殆どが「大手まんぢゅう」。
最中もありますが、お客さんの殆どは「大手まんぢゅう」を箱買いしています。
注文すると、店員さんが正面の窓ガラスを開けて奥に商品の指示をします。
そると直ぐに奥から商品が差し出されるという仕組み。
商品を出す人が毎度違っているので、
奥では複数人が箱詰めなどをしているんでしょうかね。
ちょっと面白いなぁと思いました。
店員さんは手際が良いし、愛想も良いし。なんか良い感じ。
帰りにもう一度寄りたいけれど、
今回の岡山県滞在で、ここまで来る時間は、もう無いかもなぁ。

【大手饅頭伊部屋 京橋本店】
岡山県岡山市北区京橋町8-2
営業時間 9:00~18:00
定休日:火曜