二十世紀梨




 二十世紀梨は青梨系の代表品種で、和梨生産の13%を占める生産量第3位の品種。果皮は黄緑色で甘みと酸味のバランスが良く、すっきりした味わいで果汁が多い。収穫時期は他の梨よりも遅く、8月下旬から10月にかけて出回る。持つと重量感があり、実が硬く、ヘタの部分まで張りのよく、黄色味の強いものが良い。梨は水分を豊富に含む割には糖分が少なく、カリウムを含んでいるので利尿作用や解熱作用があり、喉の渇き癒す効果もある。また含まれるタンニンはアルコール排泄を促進するため二日酔いに効果がある。

 二十世紀梨の発祥は、1888年に千葉県大橋村(現在の松戸市)で松戸覚之助(当時13歳)が親類宅のゴミ捨て場に生えていたものを発見したことにはじまる。松戸は「新太白」と名付けたが、1898年に渡瀬寅次郎によって、来たる新世紀における代表的品種になるであろうとの観測と願望を込め、新たに「二十世紀」と命名された。

 その後1904年に鳥取県に導入され、鳥取県の特産品となる。現在、二十世紀梨の国内収穫量の約半分(49.7%)を鳥取県産が占めており、鳥取県の県花にも指定されている。しかし、二十世紀梨の発祥の地は、「二十世紀が丘 梨元町」と名付けられて松戸覚之助の業績を記念しているが、発祥の松戸市を含む関東地方では幸水や豊水の栽培が主で、現在、二十世紀は殆ど栽培されなくなっている。





実はワタクシ、果物の中で二十世紀梨が最も好物であり、一年で最も果物売り場を覗く時期が8月末から9月。昨日も神楽坂某所のスーパーで二十世紀梨を発見し、桃を買おうと思って向かったにも係らず、二十世紀梨を見た瞬間に気分が変わって即購入。価格は2個で680円でした。良く考えたら高い。
大阪に住んでいた頃は毎年気軽に食べていた二十世紀梨なれど、東京に引っ越した20年前は「近所には売って無い」と断言できるほど、全く見ない品種でした。千葉県発祥なのに。
無論、デパートに行けば売っているのだけれど、めちゃくちゃ高い。




“高い”といえば、大昔にロンドンの高級スーパーで二十世紀梨が売られているのを見たのだけれど、一つ1,000円もする高級フルーツ扱いでしたわ。しかも「JAPAN」という名前で売られていた気がする。あれ? 「NIPPON」だったかな? まあ、いいか。
 蛇足ですが、「二十世紀梨」の読みは、「にじっせいき」が正しいらしい。今まで「にじゅっせいき」と読んでいたわ。長年間違っていたことが判明したのだけれど、たぶんワタクシは今後も「にじゅっせいきなし」と言い続けると思う。




ちなみに千葉県出身の千葉県民Tの好きな梨は幸水。幸水といえば、和なし生産の34%を占める最も生産量の多い品種。8月中旬から下旬に出回る、収穫時期が短い梨です。
彼女が梨を食べる時期が終了したら、ワタクシの梨の季節が始まるという構図ですな。




二十世紀梨以外の梨を食べないワタクシ。そりゃあ、もう、頑なに他の品種には手を出しません。美味しいよと言われても、二十世紀梨じゃなきゃ、見向きもしません。ただし、料亭などで出されたらその限りではありませんが。理由は、梨の甘さ。甘過ぎる梨が本当に苦手です。というか、甘過ぎる果物が苦手なのかも。リンゴも酸味がある方が好きだし、蜜柑も同様。甘くて嬉しいのは苺と桃ぐらいかな。また、食感も重要。“サンドペア”と呼ばれようも、シャクシャクした食感が好きです。後は溢れ出る水分かな。喉が渇いている時に食べると、神掛かって美味ですよね。



それにしても今年は桃を食べていません。このままだと食べずに今年が終わってしまう。そういった危機感があるものの、スーパーで見たらたぶん買ってしまうのは二十世紀梨。気付いたら今年は桃缶で納得して終わってしまいそうです。



そして今悩んでいるのが、二十世紀梨を箱買いするか否か。どこのネットショップで買うかを悩んでいるのだけれど、全てに決め手がないもんで、週末に鳥取県のアンテナショップに行こうかと思案中。




これから数週間、目一杯、二十世紀梨を楽しむつもりの現在のワタクシです。




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