
今日は早朝から父を誘って散歩に出ました。
一時間は歩き続けていたので、
少なくとも往復4kmは歩いたんじゃないかな。
ワタクシの父はプライベートは無趣味なタイプで、
休日は、日がな一日テレビを見ていたりする人です。
この世にテレビが無ければ、生きていけないんじゃないかと思うほど。
でも、歳を取ると足腰が弱くなるじゃないですか。
毎日せめて5,000歩ぐらいは歩かんといかんと思う訳ですよ。
実はワタクシ、散歩が趣味でして、
大きな公園を散歩し続けるのは結構好きです。
で、父が散歩をするというルートを紹介して貰うって呈で、
ワタクシは朝食も取らぬままに出かけた次第です。
早朝なのにジョギングをしている人や、犬の散歩をしている人、
ぼーっと座っている人など、意外にも公園内に人が居ました。
皆さん健康に気を遣って居られるんですね。
父はけものみちのような場所を好んで歩くタイプらしく、
木々の間を縫うように進んで行きます。
父の意外な一面を知りました。
「木の根元に気を付けるんやで」とか、
「ここは坂になってるで」とか、
「段差があるからな」とか、
いろいろと注意を喚起してくれるのですが、
ワタクシは後期高齢者である父を見守るSPのような気分だったのに、
前を進む父にとってのワタクシは、
未だに注意喚起が必要な子供のままなんですね。
父に注意を促される度に、
「うん、わかった、気を付ける」とか、
「うん、ありがとう」などと応えて木の根元を跨ぎつつ、
微笑みを浮かべていたワタクシです。
仮に一緒に住んでいて、
毎日そういう扱いをされていたらイラッとするかもしれませんが、
最近のワタクシは、誰かに注意喚起されることが皆無なもんで、
なんだかとても新鮮に感じました。
そして、ふと思い当たりました。
ワタクシの場合、甥っ子の足元が危なっかしくてもコケるまで待つタイプだわ、と。
怪我をしなければ良い訳で、コケそうな時は腕を掴んで引き上げたリしていました。
逆に、「よく止められたな」とか甥っ子に感心されたりもして。
個人的には、
子供にはヒヤリとする感覚を味わわせる(味あわす)必要があると思うんですよね。
そうじゃないと、危険だと認識できないままなんじゃないかと。
痛い目に遭えば、次からは注意するだろうし。
それって実の子供には出来ないことなんだろうけれど、
実の子を持つシチュエーションは今生では来ないと思うので、
ワタクシの場合、たぶん、このままの姿勢を貫くんじゃないかな。
ゆえに、幾つになっても子供に“危ない”と言い続けるのが
実の親の特権なのかもなぁとも思いました。

昼過ぎに帰り支度を始めようと思っていたワタクシ。
だらだらしていたら、母が牛肉入りのにゅうめんを作ってくれました。


美味しかったので、お出汁を全て飲み干してしまいました。
ってか、素麺類を食べたのって、何十年振りだったろう?
今回も、“子供のままのワタクシ”で帰省することが叶いました。
神様ありがとう。
実家から距離のある場所に生活するワタクシとしては、
親に何かがあっても直ぐには対応出来ないため、
これから起り得る事象全てに臨機応変に対応できるよう
ウォーミングアップはしておこうと思っています。
縁起云々で乗り越えられないことも多々ある世の中。
今から逃げずに向き合う努力をしよう!
と心に決めたMay Dayのワタクシです。