
400年の歴史がある造り酒屋「小嶋総本店」。
東北で一番大きな蔵を持つ、『東光』というお酒を出している酒蔵です。
そこに見学用の資料館があるとのことを知り、ちょっと観てきました。
あわよくば日本酒を買って帰ろうかと・・・。
入館料は300円。
大型バスが停まる駐車場があるってことは、観光蔵なのかもしれん。

1597年(慶長2年)創業の米沢藩上杉家御用酒屋だったんだとか。
それなりに敷地も広く、立派な蔵が複数あります。


蔵の上の鬼板。
雪の重みなのか、この辺りの古い屋根瓦は欠けているものがよく見られますね。

入口を入って直ぐの土間。
かなり広いです。

奥に蔵があります。


実はワタクシ、宮尾登美子さんの『藏』という作品が好きでして、
あのイメージが味わえる酒蔵が大好きなんです。
こういう場所なんだろうなぁと妄想するのが好き。
雪の頃に見てみたいもんです。

座敷には雛人形や桜が飾られていました。


その奥の欄間にはシンプルながらも組子がモダンでイイですねぇ。

古備前の甕が展示してありました。




これがその印らしい。

立派な仕込み蔵が正面にありました。


入口の石材は凝灰岩かな?


かなり、もの凄く、結構大きな蔵で、驚きました。
この大きさを建てられるのがスゴイよな。

[台所]
台所道具類が展示してありますが、そもそも立派な台所ですよねぇ。
ただし冬は寒そう。(特に床が)

なんだか、このままドラマに使えそうですよねぇ。
あれ? あの存在感ある姿は・・・


こけし。
無我の境地のこけしが居ました。
身体が入れ墨しているみたいに見える。

神棚と囲炉裏のある部屋。
右手にある長火鉢を見て、祖父を思い出しました。
いつ見ても長火鉢の前に座ってたなぁ~


奥には雛人形が飾ってありました。


雅なお顔のお内裏さまとお雛様。
豪華ですよねぇ。

米沢って箪笥が有名だったんですね。
初めて知りました。
足元に車の付いた箪笥が展示してありました。
「米沢唐戸」というそうな。

誰も居ないなぁと思っていたら、試飲ができる売店内に沢山居ました。
でも試飲コーナーに有料っつー文字を見た気がします。

駐車場に抜けられる出口が左手にありましたが、
コチラ側から入っちゃう人も居るんじゃないの?と疑問に思ったスレたワタクシ。

なまこ壁の下の瓦の色がイイですね。


いくつ蔵があるんだろう?
この時期に東北に行くと、雛飾りが見られるもんなのかな。
今年は結構見ている気がする。
ウチも来年は4月上旬まで飾っておこうっと。
ちなみに売店は混んでいたのでスルーしちゃいました。

【酒造資料館 東光の酒蔵】
山形県米沢市大町二丁目3-22
開館時間 9:00~16:30
入館料:300円
宮尾登美子さんの「蔵」がお好きなんですね。
モデルになった新潟県新発田市の市島酒造さんを見学に行ったことがあります。
こちらほど多くの場所を見学できませんが、なかなかでしたよ。
お高いですが、市島酒造さんの「吟の慶」は絶品です。機会があったら是非飲んでみて下さい。