[行形亭(いきなりや)]
以前のワタクシは新潟の方に「いきなりや」と言われても
脳内で漢字変換できていませんでした。
創業は江戸時代中期頃。
創業約300年の老舗料亭です。
今は敷居が低くなったそうですが、
バブル期の価格は凄まじかったと新潟県出身の方が仰っていました
入ってみたいとは思っているものの、今回も入る予定はない『行形亭』。
喫茶も冬場は閉まっているみたいだし。
ランチはだいたい20,000円ぐらいっぽいので、
利用するなら喫茶かなぁ。
あ、いや、今は閉まっているんだけど。
っつーことで、今回は塀の外側からチラリと眺めてみました。
立派な蔵の二階部分が見えます。
そしてそこには立派な鏝絵が!
行形亭のトレードマークは鶴と松なんだそうです。
ゆえにか、鶴の鏝絵が見えます。
えらく立体的な鏝絵ですね。
肉眼ではよく分からなかったけど。
扉の金具周りにも波の鏝絵が見られます。
芸が細かい。
鶴の羽の部分にズームしてみた。
短い羽根の部分は鼠漆喰で上から塗っているのかな。
複数の部屋が文化財になっている内部は、さぞかし豪華なんでしょうねぇ。
いつかは入って見てみようと思っています。
まあ、どんなに頑張っても、ランチが精一杯なんですけど。
さて、行形亭の敷地の先には、有名な小路があります。
行形亭の脇にある「地獄極楽小路」という道。
塀が一部残るのみですが、右側は昔、刑務所があったんだそうです。
右は地獄、左は極楽。
料亭で羽目を外し過ぎると道の向こう側に追いやられてしまうという、
なんだか教訓めいた道ですねぇ。
刑務所跡地は、今は公園になっているらしいです。
【行形亭(いきなりや)】
新潟県新潟市中央区西大畑町573
営業時間 11:30~14:00 , 17:00~21:30