ええんか? 節分の豆を仁王さんに撒いて・・・
寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神である仁王さん。
門の両側に立つ、金剛力士(こんごうりきし)像のことです。
『妻沼聖天山』の仁王門にも立派な仁王さんが立っているのですが、
柵の隙間から足元を見たら、大量の煎り豆が落ちていました。
2月3日は節分でしたからねぇ。
でも、節分の豆って、鬼に撒くものではなかったっけ?
埼玉では仁王さんにも撒くものなのか?
と、二体の金剛力士像の足元を見て、文化の違いを感じました。
あの豆は誰が掃除するんだろう?
ってか、豆を撒いて、木像が傷まないのかな。
色々と気になります。
正面が「中門」です。
分かり易く、まっすぐ続く参道の奥が拝殿になります。
実は注文も文化財になっています。
ただし、市指定。
中門の向かって右手に鰻屋さんがありました。
結構人が入っているようだったので今回は素通り。
正面に見えるのが「仁王門」です。
万治元年(1658年)創立、
明治24年台風で倒壊したため、明治27年に再建されました。
立派な仁王さんが門の両側にチラリと見えてます。
貴惣門に比べると彫刻は少なくシンプルな造りですね。
[阿形(あぎょう)像]
[吽形(うんぎょう)像]
「だめ、絶対」
というキャプションを入れたくなるお顔と右手です。
[阿形の狛犬]
仁王門の手前に狛犬が鎮座していました。
なんだかユルイ顔で癒される~
[吽形の狛犬]
しっぽ、長っ!
「あ」
「うん」。
この狛犬たちは角が無いですね。
昭和時代以降に作られた物は左右ともに角が無い物が多いそうですが、
この狛犬はちょっと古そうなんだよなぁ。
いつの時代のものなんだろう?
今度、ガイドさんに質問してみようかな。
【妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)】
埼玉県熊谷市妻沼1627
山号:聖天山
●●●
熊谷駅から朝日バス利用
太田駅・西小泉駅・妻沼聖天前線で「妻沼聖天前」停留所下車
片道460円 Suica利用可